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都立高受験で重要な内申点の付け方って公平なの?〜予算特別委員会Pt.6〜

 今回は、予算特別委員会シリーズ最終回ということで、東京都教育庁への質疑と答弁を合わせて話したいと思います。

 先月都立高校入試がありましたが、受験生にとっては合格と不合格では雲泥の差があり、それはたったの1点差が運命の別れ道ということもあるわけです。

 入試当日の試験結果は数値が明確であるものの、一般入試では多くの都立高で3割、推薦入試では多くの都立高で5割の比重となる内申点(中学校での9科目評価)の付け方は本当に公平なのか?という疑念の声は届いていました。

 定期テストで高得点なのに評価が低いことへの不満や教員によって評価基準に違いがあるのではないか?といったものなど様々です。

 まずはこの点から質疑しました。

Q. 都内公立中学校でも定期テストを行わないところもあるが、内申書の評価基準は統一されているのか?都教育委員会の見解を問う。

A. 都教育委員会は、評価の考え方をはじめとする指導資料を作成し、配布している。また、各学校では、教科の特性に応じた評価方法を全ての教員で共有し、適正に評価している。また、これらの評価方法を年度初に子ども、保護者に説明している。

 次に私が質問したのは、英語スピーキングテストの結果が新年度から、都立高校一般入試において1020点満点のうち20点分に当てられるという問題です。(その記事はこちらから👇)

https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/159272

 まだこの大きな制度変更を知らない方も多いことから延期を求めました。

Q. スピーキングテストの結果を入試に活用するのは、大きな制度変更であり、この周知が不十分であることから、本テストの成績活用は延期するべきだと考えるが、都教育委員会の見解を伺う。

A. 都教育委員会は、本テストの実施方針公表以降、各地域の教育委員会等を対象に説明会を開き、周知。申し込み方法や試験内容についても動画や紙媒体で発信。また、今後、授業改善の説明会や生徒・保護者向けの学習方法についてのリーフレット配布を行う。

 英語スピーキング力の向上が重要であることは論をまたないですが、テストで測る以前にスピーキングに関する授業内容の拡充こそが重要ですので、最後に以下の質問をしました。

Q. 中学校英語授業において「話すこと」の力の育成を図るために、都教育委員会はどのように取り組むのか?

A. 都教育委員会は、英語科教員を対象に研修などを実施し授業改善を支援。また、動画教材や本テストの問題等を提供し、生徒の学習環境を整備する。

 以上のような答弁でした。

 英語スピーキングテストは、まず周知の拡大が必須であり、話す技能の向上を目的とする授業実践こそ早急に進めるべきだと考えます。

 まだまだこのテスト実施と都立高入試への配点については問題があるので、翌週の文教委員会質疑で詳細に議論を進めましたので、後日の報告をご確認ください。

 ここまで、6回にわたって予算特別委員会の話をしてきました。

 今回質疑をするにあたって経済や教育、子ども政策といった分野を扱ってきましたが、特にコロナ禍でどのような政策や支援が必要なのかを議論する機会となりました。

 それぞれの政策は都民の皆さんの税金によって成り立つものですので、皆さんからのご意見をいつもお待ちしています。

 では、また次回お会いしましょう🙌

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