英語スピーキングテスト、知っていますか?〜都議会文教委員会の報告Pt.1
今回は、先日の10日に行われた都議会文教委員会での請願について、私が質疑した内容を3つの記事に分けて紹介していきたいと思います。
では、最初に英語スピーキングテストについて。
そもそもなんですが、皆さん、都内公立中学で全ての3年生が民間企業の英語スピーキングテストを受けることを知っていますか?
しかも来年度からは、そのテストの成績が都立高校一般入試に影響するようです。「えっ!!そうなの!?」という方、多いと思います。知っている保護者は本当に少数ではないでしょうか?
この英語スピーキングテスト実施には様々な問題点がありますが、まずは私が問題視している3点をお伝えします。
- 1 . 業者テストが公立中学校で行われなくなったのに、民間事業者の英語ヒアリングテストを8万人の全都内公立中3年生が受けることになり、そのことが多くの保護者にも知られていないこと。
- 2 . このテストの成績が、都立高校一般入試に今年度から反映されること。
- 3 . このテストで録音された8万人分の音声は、発音などを含め民間企業のフィリピン人スタッフが現地で行い公平な評価に疑義が発生すること。
先日の文教委員会での請願内容には
「都立高校の入学試験について、英語のスピーキングテストは民間業者への丸投げであることから、中止すること」
とあったので、私からは「丸投げなのか?」事実確認質疑を行いました。
その上で、
丸投げだと捉えられるような説明不足の状況下でテスト結果を入試に反映させることは問題であることを指摘し、今後の説明周知の必要性を訴えました。
この件は、問題点が他にも多岐にわたるので、年明けから英語教育の専門家や障害者団体などからヒアリングを重ねてきました。都教委の担当管理職からのヒアリングも行なっていますが、今月から始まった都議会定例会で詳細追及していく予定です!
ぜひ多くの都民の皆さんに関心を持って頂き、特に進学に大きく関わる公立中生徒保護者の皆さんからのご意見をお待ちしています✨
それでは、また次回の投稿でお会いしましょう🙌
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