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東京の中高生が世界に羽ばたく教育環境を〜都議会文教委員会質疑Pt.1〜

  •  前回記事まで予算委員会シリーズを投稿していましたが、最後は教育がテーマでした。

     今回はその教育について、文教委員会で深掘りし議論した内容を話していきたいと思います。

     このところ東京都はグローバルな教育施策を進めていて、一部の都立高校生を対象に海外大学進学の支援なども行っています。

     しかし、近年海外進学を考える高校生は増加傾向にあり、対象外の都立高校生でも関心のある生徒はいるであろうことから、都教育委員会に提言しました。

     以下に質疑とその答弁内容について記載します。

    Q. 海外大学進学を東京都で支援することはすでに行っていると思うが、この支援について具体的にどのようなことを行なっていくのか、また広く都立高校の生徒を対象に支援を行うべきと考えるが都教委の見解を問う。

    A. 都教育委員会では、これまで東京グローバル10指定校を対象に、海外大学進学等に関する講座、保護者説明会、教員向けのヘルプデスク設置により海外大学等の進学を検討している生徒・保護者、及び支援を行っていく学校へのサポートを行なってきている。来年度は、規模を拡大し実施する予定。

    Q. スピーキングテストで実際に使った問題等がその事業者の営利活動に使われるのではないかという懸念があるが、民間事業者と組んでやらなければならない理由はどこにあるのか?

    A. 都教育委員会が進めているスピーキングテスト事業は、都教育委員会による監修の元、独自に開発するスピーキングテストとして事業者との協定に基づき、都教育委員会が主体となって行うもの。テストが入試結果に影響することで、その先の高校で英語に対する意欲を高める目的がある。著作権に関しては、原則、事業者が保有することとしているが、利益相反行為を禁じている。事業者が事業以外で利用する場合、都教委と事前に協議した上での利用のみとなっており、事業者が独自に使えない制度になっている。

    Q. スピーキングテストの結果が都立高校一般入試において20/1020点の配点というのは、5つの主要教科1教科の3年間の評価とほぼ同等であり、突如取り入れるにはあまりにも大きな配点だと考えるが、なぜ20点としたのか?

    A. 英語を話すことの学習達成度を示すものとして、学力検査の中に入っていない分野であり、かつ他の教科等のバランスも考慮して20点とした。

    Q. 本テストにおける今年度のプレテスト結果を確認したが、点数と定型文と思しきものが印字されているだけだった。なぜこの点数だったのかを受験者が事後に確認できるような体制が取れているのか?

    A. 採点結果の妥当性を確認するために、採点基準や複数の解答例も公表している。また、テストに関する問い合わせについては、今年度に引き続き実施していく予定。

    Q. 英語の授業や予習・復習をしっかり行えば、生徒はスピーキングテストでAグレードが取れるようなものになっているのか?

    A. 現在、英語4技能を行う中で、生徒が事実や自分の考え、意見を英語で伝えあう活動を授業で行っている。本テストはこうした中学校での授業内容の中から出題する予定であることから、通常授業を受講していれば十分にテストに対応でき、満点の20点を獲得することも十分に可能である。

    Q. 同じ東京都内でも各自治体によってALT等の外国人講師配置に地域差がある。英会話に関わる時間に地域差があるのが現実だが、都教委として問題ないと考えるのか?

    A. 現在、学習指導要領に基づいた教科書を用いて4技能5領域の学習内容となっている。グループ活動やICTの活用など授業形態を工夫することで、ALTの現配置状況にも関わらず英会話に携わる機会を設けられている。

     このように、都教委にとって都合の悪い質問にはストレートに答えないという対応もありました。

     大前提として、私はこれからの社会を生きていく子どもたちが、英語スピーキング能力は身に付けておく必要がある技能だと考えています。

     しかし、その能力を民間企業が開発したテストで行うことと、そのテスト結果を都立高校入試選考に反映させることは時期尚早だと考えています。

     このままだと今年度の中学3年生の都立高受験に反映されてしまうので、引き続き注視していきたいと思います。

    それではまた次回お会いしましょう🙌

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