TSUTAYA図書館で有名な武雄市を訪問
九州視察2日目午後は、佐賀県武雄市に伺いました。
全国先駆けて、市立図書館の運営を
ツタヤ(CCC)に民間委託した事で
注目を集めた自治体でもあります。
一方で、民間事業者による
不適切な中古本購買も問題となりましたので、
その後の図書館運営について話を伺いました。
武雄市TSUTAY図書館のその後
武雄市はこの問題を含め総括し、
まず、市の職員だった図書館館長は
委託先のCCC社員として転籍し、
市教委に運営状況を報告する事としたそうです。
また選書については、選書委員会を経て
教育長決裁に改めたとのことでした。
武雄市は、この図書館を市の拠点に位置づけ、
より多くの市民に訪れてもらえるよう、
子ども図書館を隣に新設していました。
図書館運営の委託化はあるのか。
世田谷区も図書館の民営委託が進められていますが
私たちは、選書について区が責任をもって
行うべきだと主張してきました。
一方で、民間事業者のイベントノウハウや、
図書館全体の雰囲気づくりなど、
武雄市立図書館は参考になる点も多々ありました。
世田谷区の中央図書館や砧図書館の
民間委託については、この視察を参考に
今後、会派内での議論を進めていきます。