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教科日本語に学習効果はあったのか?

総合的な学習の時間の大半が教科日本語という愚策

 

公立小中学校の教育が、自治体毎に
かなりの違いがあるということを
ご存知でしょうか?

 

風間は前職時代に全国各地の教育委員会と
仕事をしてきましたので、自治体によって
学校教育の内容や環境が異なるということを
よく承知していました。

 

そして、世田谷区は前の教育長によって
「教科日本語」が推し進められ、貴重な
「総合的な学習の時間」の大半を費やす
という愚策を続けてきました。

 

風間は議会の場で、教科日本語の問題点を
度々指摘し、総合的な学習の時間は、
これからの世の中で生きていくために
必要な他の教育を行うべきだ
と改善を求めて続けてきました。

 

国語とは別に教科日本語を行うのはなぜか?
なぜ、哲学や日本文化などが教科日本語に
含まれるのか?これらを専門的に学んできた
わけではない教員が教えることが適切なのか?

 

議会で問い質してきましたが、これまで
納得のいく答弁はありませんでした。

 

未だに学習効果があったのか?
検証すらなされていません。

 

実際、世田谷区の小中学校でこの教科日本語の
授業を受けてきた大学生何人かが、
議員インターンシップにきているので
その授業が何らか役立っているのかを聞くと
皆、思い当たることがないという反応です。

 

見直された教科日本語がはじまる

 

保坂さんが区長になって教育長が変えられ、
ようやく「教科日本語」の見直しが行われ、
今年度から時間数や内容が改められることと
なりました。

 

世田谷区教育委員会の発行物

 

様々な要素が盛り込まれてるにも関わらず、
まだ「教科日本語」という名称が続く上に、
授業時間数が学校毎に選択できるという
問題がありますが、時間数を減らすことが
でき、内容も時代に応じた要素があり、
改善の第1歩と捉えています。

 

漢詩の暗唱よりも読解力強化を 

 

漢詩などを暗唱させるよりも
昨今では子どもの読解力の低さが
問題視されており、この改善策を
講じる方が重要なのではないか?

 

2月の文教常任委員会で、このように指摘し、
先日の予算委員会でも取り上げました。

 

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注目される

このリーディングスキルテスト(RST)
を開発した新井紀子教授は数学者であり、
近著「 AI vs. 教科書が読めない子どもたち 」
が大変注目されています。

  

 

RSTとはどのようなものか?や
新井教授の取り組みについては
1年以上前の記事ですが、以下のものが
わかりやすくまとめられています。

 

ヤフーニュースより

 

この記事で紹介されている設問は、
大人や高学歴者も間違える人が多い
ようなので、自分は読解力があるのか?
ぜひチャレンジしてみてください。

 

学校教育の取り組みは首長と教育長次第

 

世田谷区は8年前に教育に知見のある
保坂展人氏が区長になり、
その保坂区長が指名した今の教育長が
時代に応じた学校教育へ進展させてきたと
風間は評価しています。

 

今の制度では自治体の首長(世田谷は区長)が
学校教育に影響を及ぼせるようになったので、
世田谷区の学校教育を進化させていくためにも
4月14日から始まる区長選挙では、保坂区長に
再選してもらわねばと思っています。

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