姉妹都市交流の式典に議員団派遣は必要か?
区議会第2回定例会最終日で午前中議会運営委員会が開かれました。
本日の議会運営についての確認をした後に姉妹都市交流が議題にあがり、
今秋に姉妹都市のカナダウィニペグ市から招待されている式典に
議会側がどのように対応するかを協議しました。
今年確保されている姉妹都市交流の議会予算は
@88万円×議員9人と随行事務局2人分の1000万円強。
これまで私達は、議員の姉妹都市交流にかける公費を極力削減し、
児童生徒の海外派遣数増員すべきと主張してきました。
前回は団長(自民)副団長(公明)、各交渉会派から1名ずつ、
非交渉会派から1名で、辞退があった場合に他の会派からの補充しない、
そして姉妹都市交流にあわせて近隣都市への視察を行ってくるということでしたので、
世田谷民主党としては反対してきましたが、
今期私達はこれに賛成してきた社民党議員1名が加わった為、
会派としての対応は何度も議論を重ねてきました。
そして、今回自民公明が当初提案してきたのは、
かつて行われていた辞退があった場合に希望者を補充して
9人の議員を派遣すべきというものでした。
議運理事会では共産とF行革の幹事長と風間から政務活動費や私費などで
各議員が参加できるようにすべきだという意見もでましたが、
これが議会事務局によると制度上難しいということで、
共産とF行革は議長のみでよいという提案になりました。
私達は姉妹都市交流を継続することは重要で、
先方から式典への招待状が議員団宛にも届いているということから、
従来どおりの補充なしで近隣都市への視察もなし
という第3案を提案をしました。
自民公明は強行で進めていくのは良くないと考えたのか、
私達との折衷案として、従来どおり補充なし、近隣都市への視察は可とし、
実際に近隣都市への視察をするかどうか派遣される議員団で協議する、
という再提案をしてきたので、私達は補充ありの案を強行されるよりも
予算削減ができると考え、これに同意する事とし、これが本日可決されました。
ウィニペグには毎年16人の中学生を派遣していますが、
今回の議員団派遣でこの枠を拡げるまたは小学生派遣を
新たに受入れてもらう交渉をしてくるよう提案をしています。
予算削減は重要ですから、観光旅行と区民に誤解をうけるような
近隣都市への視察はしないよう求めていきます。
世田谷区の姉妹都市交流がこども達の交流を中心に
より活性化する新たな段階に押し上げる為には
役人任せで進展しなかったので、これは議員の役割だと感じています。
これまで式典に議員団を派遣することについては最小限の予算でと主張してきたので
近隣都市視察などを含んでいる場合に反対をしてきましたが、
今回は新たな役割があると判断し賛成しました。
10月末に訪問する予定とのことですので、
今後詳細が決まり次第、報告をしていきます。