セーフスクールとセーフコミュニティを目指すべき
本日は、区議会定例会2日目。
風間は一般質問を担当しました。
今日のブログでは、3つの質問項目のうち、1つ目の質問要旨を紹介します。
世界保健機構(WHO)が認証する「インターナショナルセーフコミュニティ」
および「インターナショナルセーフスクール」の取得を目指すべき、
との政策提言を行い区と区教委の見解を問いました。
先日、長野県北部で最大震度6弱の大地震が発生しましたが
住宅54棟が全半壊という被害にもかかわらず、
死者がいなかったのは、地域住民による共助であると評価されています。
この地域で取得していたわけではありませんが、
このように地域ぐるみで取り組む安心安全のまちづくりを
防災だけでなく、より本格的に取り組むべきとの観点から提案しました。
インターナショナルセーフコミュニティとは
「すでに完全に安全な状態である」コミュニティでなはなく、
「体系だった方法によって安全の向上に取り組んでいる」コミュニティのことだそうです。
ただ漠然と「安全なまち」という目標を目指すのではなく、
コミュニティが主体となってプログラムを推進するのだそうで、
日本では現在9つの地方自治体がこの認証を取得しており、東京では豊島区が取得しています。
また、WHOではもうひとつ、インターナショナルセーフスクールという認証制度も設けていて、
日本では殺傷事件のあった大阪教育大学付属池田小学校が初めて取得しています。
風間はこれまでにも防災やこどもの安全確保についての提言をおこなって来ましたが
今回の提案は池之上小学校児童の交通事故死という悲しい出来事を忘れないためにも
世田谷区や区内小学校はこれらの取得に取り組むべきだという提言をしたのでした。
区も区教委も関心を示しがものの、風間の質問通告をきっかけに
情報収集を始めたばかりのようで、先例を研究していくという答弁に留まりました。
ということで、再質問では保坂区長にコメントを求めました。
世田谷のブランド向上の為にも安全対策については世界標準であるべきだと考えるが
保坂区長のコメントを求めます、と。
区長も関心を示していましたが、具体的にはこれから検討といった答弁でした。
ちなみに、保坂区長は今日が誕生日だということがフェイスブックで通知されていたので、
再質問の冒頭で「お祝いもうしあげる」と触れたところ、
壇上で照れている様子でした。
明日は質問の二つ目、保育待機児解消に向けた提案について報告します。