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有効な待機児解消策を出せない世田谷区

世田谷区は2020年4月の保育待機児童が
ゼロになることを目指してきました。

 

保育枠の必要数を算出し、
保育施設整備計画を立て、
様々な課題を乗り越え、今年度の4月には
ピーク時(2016年4月)1198人の6割減
となる486人にまでなりました。

 

毎年1250〜2000弱の保育受入枠増によって
この結果が得られたわけですが、
今年度増加できた数は594枠となり、
認可保育園1次選考では、3000人以上の
申請者に内定が出せない状況となりました。

 

風間が議員になった12年前、
初めての議会で保育待機児童解消を求め
以降毎年具体的な提言をし続け、
ようやく解消の可能性が見えてきただけに
とても遺憾です。

 

風間の初議会「質問議事録」より

 

根本的な問題解決策は保育枠の増加

 

毎日、認可保育園の選考過程などに関する
ご意見メールをいただきますが、
誰かが入れて誰かが入れない状況こそが
問題であるため、根本的には待機児童が
いなくなるだけの保育施設を
整備しなければならないと考えています。

 

待機児童最多となった3年前のこの時期に
以下のように議会で取り上げています。

 

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お粗末な世田谷区の待機児童解消策

 

本日行われた福祉保健常任委員会では、
2020年4月の保育待機児解消のために
来年度1285枠増の計画などについての
報告がありました。

 

世田谷区の保育施設整備数と待機児童数の推移

 

しかし、このグラフを見れば、
1285程度の増枠で待機児童がゼロに
なるわけがありません。

 

2016年に1959枠を増やして
ようやく待機児童が減少し、
翌年2017年は1275枠程度の増設であっても
申込者数が435人減少したために、
待機児童数が375人減少したのです。

 

世田谷区の対策案

 

また、同じ資料に示されている対策も
解消できるとは思えないお粗末なものでした。

 

2019年4月段階での待機児童数は
ほぼ間違いなく増加するでしょうから、
2020年4月に解消させるには、
少なくとも2500枠程度は増枠させねば
実現できないと考えます。

 

2月半ばから行われる区議会本会議では
代表質問を担当する予定なので、
この問題を追求し、整備計画の上方修正を
求めていきます。

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