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ご存知ですか?区役所の天下り

皆さんは「天下り」を良しとしますか?

 

職員OBが外郭団体に再就職できる仕組み

 

世田谷区に限らず多くの地方自治体では、
役所職員幹部は定年後に再就職を希望すれば
外郭団体に再就職できる仕組みになっています。

 

一般的にはこれを「天下り」と呼ぶのだと
認識していますが、風間は議員になってから
12年間一貫してこの制度を廃止すべきだ、
と求めてきました。

 

世田谷区役所の言い分としては、
国の省庁で問題視された「天下り」とは
勤務日数や給料などの条件が異なり、
天下りではないとのことなのです。

 

天下りの2つの問題点

 

問題視する一つの理由は、
外郭団体の幹部ポストを区の職員幹部OBの
指定席にしてしまっていることです。

 

同じ構造で、区議会議員の天下りポストに
なってしまっていた選挙管理委員会委員
についての記事はこちらをご覧ください。


> 区議会議員の天下り、容認できますか?

 

外郭団体は自主財源もありますが、
多くの財源は税金ですから、公平公正に
幹部ポストの採用をすべきだと考えます。

 

世田谷区には民間で様々な経験をされた方が
お住いであり、その経験を区政に生かして
もらえる可能性があることから、我々は
公募すべきと提言してきました。

 

もう一つの理由は、区役所からの補助金や
事業委託による馴れ合いの構造という問題です。

 

現役職員にとってはかつての上司や先輩が
外郭団体幹部となっているわけですから、
補助金や事業委託がそのような人間関係や
馴れ合いで継続してしまう懸念があります。

 

慣れないによる弊害が明らかに

 

実際、今年度は世田谷区サービス公社が
委託事業に応募する際に提出した書類に
数字の間違いがあったにもかかわらず、
委託先に選定されていた事案がありました。

 

国際交流事業をせたがや文化財団への
委託ありきで計画しているような案件や
経済産業部が産業振興公社に丸投げで
毎年行っている事業などもあります。

 

昨秋の決算特別委員会では
これらを含めて見直すべきだと
実務を取り仕切る副区長に求めました。

 

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天下りを見直すべき、と求めてきましたが、
定年まで区役所で勤め上げた幹部の皆さんには
相応の知見があるものと風間は考えています。

 

その経験を引き続き区役所でいかしてほしい

 

地方公務員は定年後も再任用制度で、
65歳まで役所で働くことができますから
後輩職員のサポートをしていただくことが
望ましいと考え、これを求めてきました。

 

今では毎年多くの方がこの制度によって、
役所に止まり活躍してくれていますので、
天下りをなくせるはずなのです。

 

このような実態も多くの区民の皆さんに
知ってもらえればと思います。

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