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世田谷で児童虐待死亡事例が再び起きないように

昨年1月のことですが、世田谷区内で
母親による乳児殺害事件が発生してしまい、
その検証結果報告書が
先日区議会に提示されました。

 

母親の精神不安定は以前からだった

 

委員会で配布された報告書

 

事件発生直後から、
この母親は育児に悩んでいたようだ、
との報告は区役所からありました。

 

この報告書によると、この母親は
出産前から精神面での不安があり
区役所に相談があったとのことです。

 

出産後の女性は誰しも精神的に不安定に
なる可能性があると認識していますが、
出産前から精神的に不安定であったとすると
育児ノイローゼなどに陥るリスクは
高い人だったのではないかと思います。

 

縦割り行政の弊害をなくす取組みを

 

世田谷区は母子の孤立化や
育児ノイローゼによる
児童虐待防止に向けて
様々な取り組みを進めてきました。

 

しかし、今回の報告書によると、
精神障害相談の部署と母子保健の部署で
情報が共有化されていなかったために
この母親への特別なケアがなされなかった
ことが明らかになりました。

 

子どもを殺めてしまった母親の
責任については司法の判断によりますが、
児童相談所を独自に設置し、
子どもの命を守る取り組みを進めてきた
世田谷区は、再発防止に向けて早急に
体制改善に取り組まねばなりません。

 

市民活動や施設と世田谷区が連携して

 

風間もこのところ議会質疑で、
行政だけでなく社会全体で
子どもの命を守っていく事が重要
との観点から、社会的養護について
取り上げる機会を増やしてきています。

 
先週の区議会一般質問第3弾動画を
ご覧ください!

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厚生労働省も、家庭で生活できない
状況にある子どもたちが、
家庭的な環境で生活できる、
里親やファミリーホームの普及を目指し
補助金増額
の予定とのことです。

 

多くの人に関心を持ってもらえれば

 

先日のブログでも触れたように
子どもの虐待件数は増加傾向にあり、
公的機関だけでは子どもの命を
守っていくのが困難な状況です。

  

施設や市民活動団体が行政と共に
ネットワークを構築し、地域の子どもを
支えていけることを目指したいと思います。

 

この内容に少しでも興味を抱いた方!
今週末に二子玉川でトークイベントが
開催されます。

 

12/9 里親に関するトークセッション

風間も参加します。

 

このイベントにご参加頂き、
一緒に考えていければと思います。

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