子育て支援・保育・教育・民泊問題を質す
平成28年度の区議会第1回定例会が開会しています。
風間は三日目に、以下の内容で一般質問を行いました。
1.子育て支援の改善と保育待機児童問題について
【ニーズに合った母親学級・両親学級の開催を】
男性の育休取得率は2%台とまだまだ低い現状ですが、
自民党の育休取得で注目された男性議員による不倫騒動は、
子育てをしながら議員活動を行う風間にとっても非常に残念なことでした。
世田谷区では男性の育児参加を促す取り組みを進めてきましたが、
両親学級は質と量をもっと拡充する必要があると改善要求しました。
また、平日に行われる母親学級についても、それぞれの母親によって
ニーズも異なることから、それに対応した取り組みをすべきだと提言しました。
【お出かけ広場の拡充を】
子育て中の親子が利用する「おでかけひろば」 は
核家族の多い世田谷の子育て当事者からも評価されてていますが、
地域偏在があることから、計画通り数を増やしていくべきだと提言し、
現状と今後の見込みについて問いました。
【子育て利用券について】
子育て利用券(子育てバウチャー)の導入については、
単に民間事業者の子育て支援サービスを利用できるというものではなく、
世田谷区が誇る子育て支援を行う市民活動団体のイベントやサービスを
つなぐものにすべきだと提言しました。
【認可保育園の入園選考の課題について】
来春保育園入園を希望しながら未だに預け先を確保確保できていない方々が
たくさんいますが、 入園選考基準についてはこれまでも様々な問題提起を
して参りました。区はなかなか改善する様子がありませんが、今回は
兄弟ポイントのあり方について、「保育に欠ける度合い」で選考するのであれば
現在の保育園児に限定することなく、学童保育を利用している小学校生兄弟が
いる場合にもポイント加算すべきだと提言しました。
また、選考基準を変更すると誰かが入れても他の誰かが入れなくなってしまうのが
現在の世田谷の状況ですから、この問題を解消する根本的な解決策は
待機児童がいなくなるよう整備を早急に進めることだとも申し上げました。
2.時代に応じた教育の導入と教員の質の向上を
【時代に応じた教育の導入】
前回の一般質問でも提言した児童生徒同士の学び合いを促進する
アクティブラーニングの必要性は文科省の新しい学習指導要領にも
取り入れられると言われており、テーマとしては
平和教育、国際理解、シチズンシップ教育を
授業で取り入れていくべきだと提言しました。
【いじめ問題に向けたQ-Uの活用と教員の指導力強化】
風間が導入を提言してきたQ-Uが来年度 から全校で導入されますが、
これを現場の教員が活用し、指導力をあげていかねば意味がありません。
区教委としてこれをどのように活かしていく予定なのかを問いました。
3.民泊問題について
民泊問題については秋にも取り上げましたが、
区内でも苦情や相談件数が増えているので
その実数を問い、この半年で区が何をどのように
取り組んだのかを問いました。
シェアリング・エコノミー自体を否定するつもりはありませんが、
民泊は住環境を脅かすリスクがあります。
現状では違法である可能性が高いことから、
区は規制強化のためにきちんと取り組むべきと質しました。
詳細は動画をご覧ください。