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世田谷区の教育に関する新たな取り組み

昨日は10時からお昼休み40分を挟んで15時前まで

異例の長さとなった文教委員会に出席していました。

以下24個の報告事項がありました。

(1)平成28年第1回区議会定例会提出予定案件について 【報告】 【1】議会の委任による専決処分の報告(自動車事故に係る損害賠償額の決定)

(2)「世田谷区総合戦略(案)」について

(3)世田谷区新実施計画(平成26年度~平成29年度)推進状況(案)について

(4)平成28年4月1日付け組織改正(案)及び平成28年7月1日付け組織改正(案)について

(5)車座集会(第3期)の開催結果について

(6)世田谷区の子どもの貧困対策ついて

(7)生活保護基準の見直しに伴い影響の生じる事業への区における経過措置の取り扱いについて

(8)区立幼稚園、小学校及び中学校の卒業(修了)式・入学(園)式の日程について

(9)(仮称)「世田谷区幼児教育・保育推進ビジョン」の策定について

(10)(仮称)世田谷区新教育センター構想(素案)について

(11)通学路への防犯カメラ設置事業の実施について

(12)世田谷区立東大原小学校解体工事について

(13)第21回ウィニペグ市中学生親善訪問団の受入れについて

(14)平成27年度全国学力・学習状況調査結果について

(15)リーフレット「インターネットトラブルから子どもを守るために」について

(16)世田谷マネジメントスタンダードの策定について

(17)世田谷区特別支援教育推進計画(案)について

(18)小学校「特別支援教室」導入に向けた進捗状況について

(19)平成28年度地域運営学校の指定について

(20)世田谷区登録有形文化財への登録及び世田谷区指定有形文化財への指定について(旧山田家住宅)

(21)「奥沢神社の大蛇お練り行事」の東京都指定無形民俗文化財への指定及び「(仮称)世田谷区文化財保存活用基本方針」の進捗状況について

(22)仮称世田谷地方合同庁舎の工期延長等について

(23)野毛青少年交流センター別館の改修について

(24)その他

いくつかのトピックを選んで報告します。

(6)世田谷区の子どもの貧困対策について

子どもの貧困は世田谷区のみならず全国的に問題視されていますが、

世田谷区は特に以下二つのポイントを重視するようです。

①    子どもの将来が、育った環境に左右されないようにすること

②    世代間での貧困の格差をなくすこと

この問題を解消するために、表出しない貧困をどこで気付けるか

ということについて、風間から以下のとおり指摘しました。

子どもが家を離れて一番長い時間を過ごすのは学校です。

従って教員は子どもの貧困に気付き得る大切な存在となるはずです。

現在、世田谷区では家庭訪問を行っていませんが、

かつてはこれが家庭状況を把握する1つの手段だったと耳にします。

現状では困難かもしれませんが、教員が子ども達と日々接する中で

生活困窮状態である場合は早めに察知してフォローしていくことが

必要ではないでしょうか?

(9)(仮称)「世田谷区幼児教育・保育推進ビジョン」の策定について

区教委はビジョン策定にあたり、幼稚園・保育園職員にヒアリングをする

という報告がなされましたが、私は保護者の意見も取り入れるべきだと提言しました。。

(11)通学路への防犯カメラ設置事業の実施について

区内の小学校20校に防犯カメラが設置されることになりますが、

地域や警察から意見を聞いて設置していくとのことでした。

風間からは警察は通学路などの危険箇所を把握していないことがあったり、

「地域」という曖昧な対象からのヒアリングではなく、

保護者からの意見をちゃんと聞いて設置場すべいだと提言しました。

(15)リーフレット「インターネットトラブルから子どもを守るために」について

今年度区内の小学校に配布されるネットリテラシーに関する冊子の報告がありました。

その冊子は誰に何を訴求したいのかが全くわからないものだったので、

「いかにも役人が作った文章であり当たり前のことを書いても読んでもらえない」

と指摘しました。正しいことが書いてあっても読んでもらわなければ意味がないので、

インターネット利用の怖さの具体例を紹介するなどして

保護者や児童生徒が当事者として危機感を抱くことが重要だと考えます。

(16)世田谷マネジメントスタンダードの策定について

世田谷区の教育の大綱を示す世田谷マネジメントスタンダードが策定されました。

とても分厚い冊子でしたが、行政にありがちな作って終わり、ではなく

これが、各学校の管理職はじめ教員がしっかりと認識する必要があり、

研修などを合わせておこなっていくべきだと提言しました。

(17)世田谷区特別支援教育推進計画(案)について

世田谷区の各小学校で特別支援教育をサポートする

学校包括支援員を増加させるという報告がありました。

学校包括支援員はこれまで各学び舎に1人でしたが、

全小中学校に1人ずつ配置されることになったのです。

また、支援要員は今年度、総支援時間13,120時間だったのに対し、

来年度は4倍弱となる49,307時間支援できる予算措置を行うとのことでした。

風間からは、これまで不足分を保護者が負担負担しているようなケースがあったが、

これが完全に無くなる見込みということかどうかを確認しました。

(18)小学校「特別支援教室」導入に向けた進捗状況について

区内のいずれの小学校においても、特別支援教室が導入されることになりました。

特別支援教室とは、発達障害を持った児童が通級せずに

自分の通う学校内に設置される教室です。

通級がなくなることで、保護者の負担が軽減されることになります。

以上です。

皆様からのご意見も是非お寄せ下さい!

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