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共産党に誠実な対応を求めました

今日から世田谷区議会は臨時会が開会となり、 議事録が残る公式な会議が始まりました。   会派毎に座る議席も決まり、議会運営委員会の委員が確定し、 正副委員長を互選する為に議会運営委員会が開かれました。   正副委員長を互選後、先日全議員協議会で紛糾した 「議会運営委員会への委員外議員のオブザーブ参加」について またもや議論となりました。 全議員協議会では賛成多数で新たな制度が決まったものの これは非公式な会議ということで、 議会運営委員会で決定する必要があったのです。   1人会派の議員からは、要望の文書が委員長に提出され、 共産党からは「委員外議員も含めて議論すべきだ」との提案がありました。   風間としては、議論するのは結構ですから賛成しましたが、 自民公明の反対によってこの提案は否決。   その後、「多数決で決めるべき内容なのか?」といった意見や 「会派の公平性を議論すべきであり、議員の公平性の話をすべきでない」 といった意見も反対する委員からありました。   風間からは各派代表者会議で議論された経緯と 民主党のスタンスを以下のように説明しました。   1)自民・公明の会派からは、従来どおりの全会派から1人はオブザーブ参加できる ということについて、大きな会派にとっては全議員の公平性を考えるべき。 原点に戻ること(委員外議員のオブザーブ参加を見直す)について検討の必要がある という言及があったこと。   2)それに対して他の会派から、自民公明の提案はあまりに議会運営上問題があるとうことで 複数人数による少数会派はこれまでの制度どおりとし、1人会派については (議運委員の選出方法同様)3人で除して1人を出せることにしてはどうか? という提案があり、自民公明もその提案を受入れても良いということになったこと。   3)風間は大きな2つの会派が矛を収めたこの折衷案であれば、大きな会派も 少数会派もそれぞれの妥協点であろうと考えて賛成したこと。   以上3点を確認した上で、全議員協議会にて議論したことを踏まえ 委員長に諮るよう求めたのです。   その後、各委員からの意見も出されましたが、 1人会派から1人をオブザーブ参加することの問題点で 共産党幹事長から意見がありました。 「考え方の異なる3人の会派が意見を調整するなど不可能だ」と。   この件については各派代表者会議でも議論し、 調整することは不可能であるから飽くまでも 代理として意見表明する役割であるということを 共有していたはずなので、 これを無視するかのような発言に対して 風間は以下のように発言しました。   「中里さんの今の発言はあまりに不誠実です。各会派代表者会議では 3人の1人会派の方から1人が代表してオブザーブ参加する際には その1人が調整することなどは困難であり、あくまでも意見表示の 代理である、ということを全員で共有したはずです。」と。   その後、委員長が賛否をはかり賛成多数で可決となりました。   これまで8年間、共産党の方々とも建設的に意見交換をしてきたし、 時には集団的自衛権や原発再稼働などの意見書提出では 協力して取り組んで来たので信頼関係はあると感じていましたが、 今回の件に関しては共産党中里幹事長のネット発信の中には、 あたかも民主党が積極的に提案しているかのような 事実とことなるものがあり、本当に残念なことだと感じています。   これまでの世田谷区議会の少数会派や1人会派の良識的な方々が 大会派と丁寧に交渉をして築いてきた少数会派参加の仕組みですが、 いつのまにか一部の議員がこれを既得権として権利主張するようになり、 大会派は円滑な議会運営という本来の目的から逸脱し始めていると 感じていた為、今回のような提案が出てきたのだと感じています。   このような大会派の意向も汲み取ろうとしなければ、(最終手段である) 数の力で押し切るようなことが次々と行われるリスクもあると考えます。   円滑な議会運営という観点では課題山積ですが、 先日のブログでも記載したように、50人の議員の機会均等をベースに それぞれの議員が役割を全うできるような議会運営となるよう 取り組んでいこうと思います。   さて、本日の臨時会ではその後、 常任委員会と特別委員会の委員が決定されました。 風間は、9年連続で「文教常任委員会」委員となり、 特別委員会は「環境・空き家等対策特別委員会」の委員長に 互選されました。 新たに「空き家問題」を議論することとなった委員会で 大役を担うこととなりましたので、 全委員による活発な議論が行われる委員会運営に努めて参ります。            

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