文教常任委員会報告
本日は、文教常任委員会に出席しました。
新年度に向けた取組みなども多く、以下18件の報告事項がありました。
(1) 平成26年第1回区議会定例会提出予定案件について
(2) 世田谷区基本計画(案)について
(3) 世田谷区新実施計画(案)について
(4) 世田谷区実施計画・世田谷区行政経営改革計画(平成24年度~平成25年度)推進状況(案)について
(5) 第2次世田谷区教育ビジョン・第1期行動計画(案)について
(6) 平成26年4月1日付け組織改正(案)について
(7) 平成26年度における生活保護基準の見直しに伴い影響の生じる事業への区の対応について
(8) 区立幼稚園、小学校及び中学校の卒業(修了)式・入学(園)式の日程について
(9) 世田谷区債権管理重点プラン(平成26~29年度)について
(10)「区立幼稚園用途転換等計画」(案)について
(11) 子ども・子育て支援法に基づき条例で定める基準について
(12) 川場移動教室のアレルギー対策の推進について
(13) 平成26年度学校給食調理業務の新規委託校について
(14) 平成26年度中学校学校主事業務の新規委託校について
(15) 第20回ウィニペグ市中学生親善訪問団の受入れについて
(16) 旧希望丘中学校跡地活用方針(案)について
(17) 世田谷区登録有形文化財への登録及び世田谷区指定有形文化財への指定について
(18) 世田谷区立世田谷図書館の休館について
(19) 代田区民センターの開館について
(20) その他
いくつかのトピックを簡潔に報告します。
(5) 第2次世田谷区教育ビジョン・第1期行動計画(案)について
前定例会で提示された、第2次世田谷区教育ビジョン(素案)には「地域」という語句ばかりが目立ち、「国際」・「世界」といったグローバル社会を意識した語句が3つの柱や重点事業等に記されていないことを私達は改善要求していました。
今回バージョンアップした(案)が提示されましたが、この要求は全く反映されておらず、教育委員会の見解を質問をしました。
教育長からは「第2次教育ビジョンでは家庭教育、生涯教育にウイングを拡げたのであって、国際社会を意識していないというわけではない」という回答がありました。
(6) 平成26年4月1日付け組織改正(案)について
世田谷区基本構想に基づき、平成26年4月1日に組織改正が実施されます。
保健福祉部の中にあった障害者福祉の領域が独立し、障害福祉担当部となること。
地域福祉部が高齢福祉部に、子ども部が子ども・若者部に名称改称となります。
保坂区長の福祉保健領域に注力する意気込みが感じられます。
(9) 世田谷区債権管理重点プラン(平成26年度~29年度)について
学校領域では、中学校の給食費未納分の回収について着目しました。
私達はこれまでも議会で具体的に改善要求を行ってきましたが、
ここ近年では徴収率が向上していました。
しかし、来年度意向の徴収率目標が、昨年度よりも低く設定されていたため、
あまりに消極的ではないかと改善を要求しました。
(10) 「区立幼稚園用途転換等計画」(案)について
区立幼稚園の区立認定こども園への移行について詳細報告がありました。
移行年次が一番遅い園だと平成35年以降というものもあり、
今回の待機児童の状況を鑑みれば、保育園整備と比較しても
あまりに遅すぎる計画だと糾弾しました。
現在の敷地内に新築する予定であったり、学校改築に合わせて行う計画なので
このような移行計画になっているとの答弁でしたが、
待機児童解消に向けて少しでも計画を前倒しにするよう要求しました。
(11) 平成26年度中学校学校主事業務の新規委託校について
今年度から中学校主事(用務員さん)が2校で民間委託されましたが、
来年度は松沢・桜木・八幡の3中学校でも民間委託するとの報告がありました。
風間からは「民間委託を拡大するのはいいが、効果検証はどうなっているのか?」と質問。
「一校あたり100万円のコスト削減、質については委託先事業者が会社をあげて取組むなど
評価できるものである」とのことでした。
(12) 川場移動教室のアレルギー対策の推進について
区立小学校5年生が参加する川場移動教室。
ここでの食事についてアレルギー対応として卵・小麦などの対象食材を除くため、
来年度は食費が100円分高くなるとの報告でした。
風間からは以前質問した、放射性物質が検出された地元産なめこ汁の対応は
どうなっているのか?質問したところ、ねぎとワカメのみそ汁に変更する方向
で検討しているとのことでした。