区のお金で海外に行く議員
本日、世田谷区議会は本会議が行われました。
今日可決されてしまった議案で、
区民の皆様には是非知っておいてもらいたいことがあります。
掲題にあるとおり、「区のお金で海外姉妹都市に行く議員」がいます。
世田谷区には海外の姉妹都市が3箇所あり、それぞれ5年に1度、
姉妹都市交流として、議員団を結成し、区のお金で海外に行くのです。
今回は、オーストラリアのバンバリー市に議長以外に以下の6人が行きます。
■自民党・新風
大場やすのぶ議員、下山芳男議員
■公明党
杉田光信議員、高橋昭彦議員
■生活者ネットワーク・社民党
高岡じゅん子議員
■緑の党(前 無党派市民)
木下泰之議員
我々は、姉妹都市交流を否定しているわけではありません。
毎回議長議員の代表として、区長と共に行くわけですから、
区のお金で行くのはこれで充分であり、
姉妹都市交流や記念式典参加をしたい議員は私費や政務調査費などで
いけばよいと主張してきました。
まして、世田谷区は財政難ということもあり、来年度から、保育園や集会所など
各種利用料の値上げをすすめようとしているわけですから、
議員にかかる費用も極力低減していかねばなりません。
しかし、2年前(区議会議員選挙前)のカナダの姉妹都市交流は議員4名で、
経由地などでの「視察」は自粛したことと比較すると、
今回は人数も増やし、経由地での視察まで追加という計画になっているのです。
経由地での視察を追加することで、宿泊費やバスのチャーター代などが
加算されますし、派遣議員数が2人増えることで、少なく見積もっても
200万円以上は2年前以上にかかってしまうのです。
我々は当然、区民の理解を得られないと一貫して反対を主張してきましたが、
以下の会派や議員が賛成で可決されてしまいました。
・自由民主党・新風(16人)
・公明党(10人)
・生活者ネットワーク・社民党(6人)
・緑の党(1名・木下泰之議員)
・レインボー世田谷(1名・上川あや議員)
・世田谷無所属(1名・ひうち優子議員)
・未来あらた世田谷(1名・佐藤美樹議員)
・無所属(1名・青空こうじ議員)
こんなことを自ら企て、賛成する党派・議員は誰なのか、
事実を多くの区民に知ってもらいたいと思います。