風間一般質問その4「今後の産業政策について」
連日ブログで報告してきました一般質問の詳細についてですが
本日が最後の4つめとなります。
今の区長になってから、
世田谷区の道路工事などの土木事業予算は年々増額となってきました。
今のこの時代の世田谷区において
何よりも土木事業などの公共工事優先というのは
誰が望んでいるのでしょうか?
少なくとも風間の周辺の一般区民で望んでいるという
話はきいたことがありません。
今回は沿線住民の多数が反対しているにも関わらず
推進されそうな2つの土木事業について計画を廃止すべきと質問しました。
以下詳細です。
最後に住民理解が得られない不要不急の事業については
断念すべきという観点から2点伺います。
いずれも再三取り上げている案件ですが、
まずは大蔵6丁目の歩道整備についてです。
先の決算特別委員会では、
行き止まりとなる歩道整備は見送ることを確認したものの、
通り抜けできる歩道は来年度整備を考えているとのことでした。
しかし、この歩道沿線の方々からヒアリングをすると、
この舗装されている通り抜け部分は民有地であり、
区有地はその隣の荷物が積み重ねられているわずかな部分であるとわかりました。
また、私自身秋晴れの過ごしやすい午後に
何時間か現場視察をしましたが通行者は1人もおらず、
近隣の方のお話では通行者数は多くても1日あたり数人とのことでした。
またこちら側の歩道には上から大量の広葉樹の落ち葉があり、
現状では堆積していくこともあり沿線住民の方は
自主的に踏み固めたり掃き掃除をしてきたそうですが、
先日区の担当者から事前相談もなく砂利を敷くと突然通告され、
掃き掃除も困難になると大変困惑されていました。
いずれにしても、この沿線住民のみなさんは
歩道整備に納得していない状況であり、
この財政難という状況下でこの歩道整備に
数百万円もの税金を投下するのは
適切ではないと考えますが区の見解を問います。
最後に旭小学校周辺の130号線道路拡幅についての現況を伺います。
この件に関しては、沿線住民の方々の大半が道路拡幅に反対しており、
区は道路用地提供希望者と話を進めていく方向と認識していました。
先日、130号線両方通行側の沿線住民の方たちに、
この道路拡幅事業が急速に進められているかのような報告文が投函されていたようで、
拡幅に反対してきた方々は、
改めて区は強引に道路事業を推進していくのかと不安になっているようです。
高齢者の多いこの地域で、
不安を募らせるような区政運営は
とても安心のまちづくりとは程遠いものと感じますが、
この件に関する今年度と今後の取組みについて区の見解を問います。
以上が壇上からの質問でした。
前段の歩道整備についての答弁は、
長らく近隣住民から寄せられていた要望であり
区としては進めていきたいとの答弁でした。
風間としては、
「この財政難という状況下で
『一部の』近隣住民の要望という数人程度の通行路に
何百万円もの税金を投じるほど優先順位が高いものなのか?」
と区の中枢たる政策経営部長に再質問しました。
これについては現在、
各課から挙げられている予算要求を精査している状況なので
現段階では答えられないという答弁でした。
そして後段の130号線の道路拡幅に関しても
いつもどおりのよくわからない答弁でした。
しかし、この130号線の道路拡幅については、
昨年と今年で道路用地として買収できたのは1件とのことで
測量すら着手していないとのことですから、
実質的にはほとんど進められない状況です。
両方ともに、区は沿線住民の意思を無視して実行していく可能性はありますから
これまた粘り強く取組んでいかねばなりません。
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