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風間一般質問その3「今後の産業政策について」

先週のブログに引き続き、一般質問の詳細を報告しますが、 3つめは世田谷区の産業政策についてです。   これまで、商店街や中小企業を中心とする商業支援が 世田谷区の最大の産業政策でした。   しかし、これからの時代を考えると 新たな産業に目を向けていなねばならないと これまでにも何度か指摘しました。   今回は、商業支援の中でもここ2年で数回行われてきた プレミアム付き商品券の問題と新たな産業政策について質問しました。   以下詳細です。     次に産業政策の改善について伺います。 これまでに何度も指摘してきましたが、 世界的にも国内においても産業構造の転換が 進展している状況にもかかわらず、 世田谷区は未だに商業支援最優先という状況です。   これまでの区の産業の柱であった 商業を支援すること事体は理解できますが、 プレミアム付き商品券については 個々の商店にしてみれば商品券を使われると手数料が取られる上に、 おつりを出さざるを得ずキャッシュアウトリスクもあり、 必ずしも商店支援になっていないという声もよく耳にしますし、 毎回何千万円も税金を投入していながら 恩恵をうける購入者はリピーターが7・8割という状況ですから、 一体誰の為の施策なのかわからなくなります。   担当部署は来年度も概算要求しているとのことですが、 先の決算特別委員会でも指摘したとおり、 商店主による不公正な利用防止策を区主導で取組むべきという点と より多くの購入希望者にいきわたるような工夫がなければ とても容認できるものではありませんが、区の取組み状況をうかがいます。   また、産業構造の転換という観点からは、 これまでソーシャルベンチャーの集積地となるような取組み推進を提言してきました。   これは社会課題を解決していく次世代型ビジネスの発祥地として 名乗りを上げるべきという観点からの提言でしたが、 先日「ソーシャルビジネスコンテスト」といった資料が配布されていました。   このような取組みが始まったのは評価できますが、 世田谷版ソーシャルビジネスの定義が 様々な社会課題に取組むということよりも狭義で、 世田谷の為になることとなっているのは大変残念です。   より優秀なアントレプレナーが参加したくなるような スキームとなることを要望します。   さて、今回の質問はこのようなスモールビジネスインキュベーションだけでなく、 国がニューディールとして取組むスマートグリッドについて どのように検討したのかを伺います。   この件については先の決算特別委員会で私の問いに対して、 産業政策部長からは「検討したと思います」という頼りない答弁があり、 前産業政策部長からは「検討しました」というシンプルな答弁でした。   新たなインフラ整備の実証実験に 産業界と行政が連携して国費で取組むという取組みが 全国4箇所で始まっているわけですが、 これに手をあげていれば関連事業者が集積し、 雇用やビジネスチャンスが広がる可能性を秘めていたわけです。   具体的にどのタイミングでどのような検討をしたのかお聞かせください。     この質問に対して、 前段のプレミアム商品券に関する答弁は 多くの人にいきわたるよう、年齢制限を設けたり 購入限度額をは5万円までと半減させるなどの工夫をしている といったこれまでどおりの答弁で、 不公正な利用防止策に関しては返答がありませんでした。   後段のスマートグリッドに関しては、 風間が産業政策として質問したにもかかわらず、 環境総合対策室長(前産業政策部長)から 検討の経緯についての答弁がありました。   以前に区のある管理職と話していた際には、 スマートグリッドについて内容などを知っている管理職など 産業政策部を含めて殆どいないでしょう と伺ったことがあります。   スマートグリッドは経済産業省が取組む事業ですが、 風間が前職で地方自治体を巻き込む経済産業省の仕事をした経験からすると この手の新たな事業に取組むには、 自治体役人の感度と熱意と首長の政治力が左右すると言えます。   その点、世田谷区はどれも不足していたということなのでしょう。   スマートグリッドの今後の展開に可能性を感じている 区の管理職もいますから、これに関しても引き続き取組んでいきます。   世田谷の産業政策の改善に向けて ご支援のクリックをお願いします! にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 世田谷区情報へ
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