コープかながわと成城石井
今朝のネットニュースで
神奈川県の生活協同組合「コープかながわ」が
売れ残った消費期限切れのとんかつを再利用し、
カツ重にして売っていたと報じられていました。
この事件が発覚したのは
消費者から「すっぱい。」との苦情があったからとのことですが
コープかながわは保健所にも虚偽報告をしていたようです。
インタビューでのコメントは
「担当者がもったいないからと個人的に転用してしまった。」
ということですから、どのようなマネジメントがなされているのか?
あきれるばかりです。
利潤追求団体ではない生協が
食の安全を脅かすことで、
全国にある生協グループの
信頼低下に繋がるであろうし、
再びスーパーマーケット業界全体への
不振につながるかもしれません。
一方、株式会社のスーパーマーケットでは
このデフレスパイラルの時代に
消費者へのサービスを徹底して、
売上を伸ばしている企業が注目されています。
世田谷発祥の「成城石井」です。
先日報道番組の特集で、
人気の秘密は
「ちょっと高めだけど質も高い品揃え」
とのことでした。
これだけなら、他にも思い当たるスーパーが
この近辺には結構ありますが、
もう1つの大きな要因は
人材教育にあるようです。
現社長が就任以来、
教育予算は倍増とのことです。
レジ係は顧客の満足度を上げるチャンスということで
研修後認定されたスタッフのみとの徹底ぶり。
大久保社長による販売スタッフへの発言も印象的でした。
「我々はサービスを提供する会社です。あなた方は売上げを追求する必要はない。」
昨年、我が家から自転車5分のところ(目黒区ですが)にも
「成城石井」がオープンしたので行ってみました。
店員は皆感じが良く、レジもスムーズでした。
ちょうど、コーヒー豆がきれていたので、
イタリアンロースト500gを820円で購入したのですが、
シアトル系コーヒーチェーン店にさほど劣らない味で
確かにコストパフォーマンスでも満足できました。
店舗内で目新しい商品に出会える満足があり、
購入する際のサービスにも満足させられ、
商品を消費する際に満足できる。
そして再度店舗に足を運ぶ。
消費者の期待に応え、期待を裏切らない。
結果として顧客のロイヤリティは向上し
好循環が確立されているのだと感じました。
これを政治家に置き換えてみても、
同じことが言えるのだと思いました。
消費者を欺き、自己都合で質の悪い商品を提供することは
有権者を欺き、自己都合で政(まつりごと)に携わることに等しい。
自分に期待してくれている有権者は何を望んでいるのか?
期待してくれる有権者の要望に応えて、信頼関係は強化し、
その輪が自然と拡がっていく、
そんな政治家でありたいと思いました。
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