マラソン日本記録更新の大迫選手、世田谷へ
オリンピック東京2020大会で、
世田谷区はアメリカ選手団の
ホストタウンとなりましたが
区民の皆さんはご存知でしょうか?
アメリカチームのホストタウン世田谷区
メイン会場に近いエリアで
400mトラックのある大蔵運動場が
使えるということで
USOC(米国五輪委員会)から
相談があったのが始まりとのことでした。
世田谷区はオリンピック気運醸成と称し、
各部署で取り組みを検討しており、
来年度の予算化を計画しています。
しかし、オリンピックは行政が予算付けを
してまで気運醸成するものでしょうか?
五輪前に世田谷区が行うべきことは何か
オリンピック時期が近づけば、
マスコミが取り上げ、世間が注目するのは
過去の世界的なスポーツイベントから
明らかなことですから、
行政が行う気運醸成は
むしろパラリンピックに焦点を当て、
障害理解の促進に努めるべきと考えます。
その視点から先日の本会議一般質問でも
具体的に提言をしているのでご覧下さい。
もう一つ世田谷区が行うべき五輪関連施策は
子ども達への教育効果を考えるべきです。
オリンピックレガシーは子どもの記憶の中に
未来を担う子ども達にとっては、
世界のトップアスリートと接する機会など
通常はありえず、それが叶えば
モチベーションの向上など、
様々な効果があろうかと思います。
これはすでに何回か行われてますが、
先週末にはマラソン日本記録を更新した
大迫傑選手による講演と講習会が
三宿中学校で行われました。
大迫選手は現在、アメリカの
ナイキオレゴンプロジェクトに
初めてアジア選手として参加していて、
ナイキがUSOCのスポンサーということで
世田谷での開催が急遽決まったそうです。
大迫選手の希望で対象が高校生競技者と
限られてしまいましたが、区の要望により
1つの区立中学校陸上部も参加できました。
トレーニング方法などのレクチャーがあり、
大迫選手のデモンストレーションもあり、
参加者は熱心に取り組んでました。
すべての世田谷区の子どもたちに機会を
このような取り組みも、
一部の子ども達だけが体験できる
というものであってはならないと考え、
議会質疑でも機会の公平性を求めています。
1回の参加者数に限りがあるため、
今後様々な機会を設けていくという
答弁もありました。
東京オリンピックまで2年ありませんが、
このような視点で今後も取組んで参ります。