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区議会議員の天下り、容認できますか?

今日は年度の最終日。   今日を持って区役所を卒業 という職員は189人とのことです。   区政発展に尽力されたことに敬意を表しますが 実は引き続き区役所内や関連団体で働く方が たくさんいらっしゃるのが実情です。   再任用として、給与が下がり役所内で働くことは 制度として確立されていることであるし、 これまで培ってきた経験を引き続き区政に いかしてもらうことは歓迎していますが、 幹部職員が区の外郭団体幹部に就任することは 「天下り」にあたる、と反対してきました。   世田谷区にも職員の天下りのような仕組みが あることを知らない区民も多いかと思いますが、 区議会議員OBの天下りとなってしまっている ポストが選挙管理委員なのです。   世田谷区の選挙管理委員は4年間の任期で、 4名が区議会議員による選挙で選出されます。 風間が議員になった当初は 4人全員が元区議会議員であり、まさに 議員の天下り先になっていると感じました。   しかも報酬が信じがたい金額。   選挙がない時期でも月3回の会議が それぞれ1時間弱行われるようで、 当時は月額報酬が委員長で29万4千円! 委員でも24万4千円でした。   これについても日額支給に見直すべきだと 議員提出議案を出しましたが否決されています。   この報酬の見直しと合わせて 元区議会議員でない有識者の方を選出しようと 共に取り組んできたのが、現職では   中村公太朗区議(民進) 大庭正明区議(行革110番) 田中優子区議(無所属) のお三方です。   8年前の選管委員選挙では力及ばず、 残念ながら4人とも元区議会議員が 選出されてしまいましたが、 4年前の選挙では、 ようやく1名の元区議でない方を 選出することができたのです。   そして先日の区議会定例会最終日には 4年ぶりにこの選挙が行われました。 今年も上記の3人の議員と力を合わせ、   民進社の他の4人と 桃野よしふみ区議(F行革)、 すがややすこ区議(SPJ) 阿久津皇区議(希望) さらには共産党の5名と 上川あや区議(虹)にもお声がけをし、 2名の弁護士の方を選出することができました。 (写真は議場での開票立会いの様子です。)   月額報酬制度については最高裁の判例もあり 変更することができないままですが、 月額報酬を得るに足る肩書きと知見のある方に 世田谷区の選挙を託そうと考えたのです。   区議会での選管委員選挙の様子は こちらのページから動画で確認することができます。 (2時間17分ごろからです。)   さて、今回の選管委員選挙結果ですが、   元自民党区議の鈴木昌二さんが19票 元公明党区議の長谷川義樹が12票 弁護士の渡邊洋さん10票 弁護士の山田聡美さん7票 白票2票   という結果となりました。   50名の区議が全員投票した結果ですが、 自民党所属は16名、公明党所属は10名です。   となると、以下の7名の区議は、 3名が元自民党区議の方に 2名が元公明党の区議の方に 2名が白票 を投じたということが推察されます。   ・青空こうじ区議(無所属) ・あべ力也区議(減税) ・小泉たま子区議(希望) ・佐藤美樹区議(希望) ・高岡じゅん子区議(生ネ) ・田中みち子区議(生ネ) ・ひうち優子区議(世田谷)   立候補者がいるわけでもない (すなわちどなたの名前を書いても良い) 選挙管理委員選挙で 政治家が白票を投じるなど 信じ難いことが今回起こりましたが、 皆さんがご存知の区議は誰に投じたのか? 関心をお持ち頂ければと思います。   そして皆さんにお伺いしたいことは 区議会議員の天下り、容認できますか?   ご意見お聞かせ下さい。

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