世田谷区の保育園関連の近況
今春の世田谷区の保育待機児童数はついに1000人の大台を超えて
1109人となってしまいました。
今年はこのような状況からか風間のところに寄せられる来春に向けての保育相談は
4月当初からだいぶ増えてきている状況です。
枠を増やしても増やしても希望者は増える一方ですが、
区に対しては希望的観測や夢物語的な目標設定は
希望者の期待値をあげて裏切ることになるのだから
計画目標とした以上やりきるように何度も要求してきています。
区としては着々と官舎跡地などの交渉を着々と進めていますが、
先日の議会代表質問で取上げたように地元住民の反対も多いようです。
H28年4月開園に向けて池ノ上駅近くの官舎跡地も住民説明会を行なったようですが、
説明会参加者の多くは反対、私のところにもクレームのようなメールが届きます。
住環境変化により地価が下がった保証してくれるのか?など
耳を疑うような意見もあるとのことですからがっかりします。
先日の委員会でもあらたな保育園整備についての報告がありました。
上祖師谷4−4(放置自転車等保管場所)
この一部を活用して70名程度の認可保育園を整備する予定ですが
こちらはH27年7月移行の開園予定です。
来春開園予定の新たに取組んでいる事業者提案型で以下の
3カ所が決定しています。
・船橋4丁目に60名程度(株式会社運営)
・砧5丁目に80名程度(株式会社運営)
・上野毛1丁目に45名程度(社会福祉法人運営)
このままでは認可保育園の整備計画数にはとどかないので、
区の担当者からヒアリングをしましたが、
認可保育園を来春オープンさせるにはそろそろ時期的に限界なので
あと1カ所あるかどうかという感触でした。
のこりの計画数は新たな制度の下ではじめる小規模保育や認証保育所の整備で
なんとか待機児童解消に向けて取組むようです。
認証保育所は直接契約ですが、小規模保育は認可保育園同様、
区の選考になりますので保活も複雑になってくるかと思います。
来春の保育園入園を考えている保護者の方、対策は早め早めにして下さい。
個別のご相談はメッセージをお寄せください!
参考までに、写真は世田谷の中の保育ニーズの度合いが色分けされています。
赤、青、緑、灰の順にニーズが高い状況です。