韓国ソウル市行政視察その1
昨日まで、韓国ソウルへ行政視察の出張に行ってきました。
世田谷区は姉妹都市が3カ所ありますが、いずれも欧米となっていて、
今後はアジア諸国とも地方自治体同士で友好関係を築いていく必要があるだろうと
今年度、世田谷区議会アジア諸国友好親善議員連盟が発足したのです。
今回の韓国派遣団が最初の出張となりましたが、超党派9名で行ってきました。
(なぜか最大会派の自民からは韓国への参加者がいませんでした。)
世田谷区との姉妹都市提携について、我々は
「未来を担う子ども達が交流できること」を前提にしています。
よって今回は、ソウル市の教育現場を視察することと
姉妹都市提携候補となるソウル市内の行政区を訪問することを
主な目的としました。
2泊3日だったので、移動時間を除くと実質2日間の強行スケジュール。
まず、月曜日はソウル市冠岳区(カナック区)を訪問しました。
庁舎入口には歓迎の横断幕が貼られていました。
ソウル中心地まで地下鉄で30分ほど。
国立のソウル大学があり、大学連携事業をはじめ
図書館の増設や生涯学習にも力をいれているとのこと、
人口50万強というところからも位置づけは世田谷区に似ているかもしれません。
午前中は3カ所図書館を視察してきました。
徒歩10分県内に図書館を設置することを目標に、
様々なミニ図書館を増やしているそうです。
まず、最初は公園内図書館。
公園内に2つのコンテナを設置し、
遊びに来た親子などが気軽に立ち寄れるものをつくったそうです。
右側は幼児用となっていて床はオンドル。
この日は気温0度で雨の為、さすがに誰も来ていませんでした。
続いて地下鉄構内に設置したユビキタス図書館。
PCやスマホなどで図書館蔵書を予約すると、
駅構内のこのロッカーに届くそうです。
返却用ボックスもありました。
最後に区庁舎入口に設置された図書館。
2年前に区庁舎を立て替えた時に設置したそうです。
ミニコンサートや読み聞かせ会ができるような作りになっていて、
たくさんの区民が利用しているとのことでした。
この後、庁舎内に入り、冠岳区長からこれらの取組みや
区の重点施策についてをヒアリングしました。
写真右が区長ですが、親日派で、世田谷区にも来た事があり、日本を良く知っていました。
この後に区の幹部と区長と共に、
ソウル大学食堂の特別室に行きランチをとりながらお話を伺いました。
明日のブログで続きを報告します。