自衛隊災害対処訓練に関する世田谷区の対応
7月16日夜から17日午前にかけて、陸上自衛隊第1師団(東京都練馬区)の自衛隊員が東京23区に徒歩で出向くという演習があり、23日月曜日の産経新聞では以下のように報じられていました。
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自衛隊側が23区に対し「隊員を区役所庁舎内に立ち入らせてほしい」と要請していたにもかかわらず、11区が拒否していたこと が22日までの産経新聞の調べで分かった。立ち会いも要請していたが、7区の防災担当職員は立ち会わず「区民に迷彩服を見せたくなかった」と明かした区担 当者もいた。
隊員の立ち入りを拒否したのは千代田▽中央▽港▽新宿▽目黒▽世田谷▽渋谷▽中野▽杉並▽豊島▽北-の11区。
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この報道を受けて、世田谷区は事実と反するということで、急遽ホームページで報告しています。
先ほど、世田谷区の危機管理室長に確認をしましたが、以下のことがわかりました。
・16・17日の訓練については、自衛隊からの連絡も直前であった為、
その情報提供は、急遽HPで行った。
・当初予定されていた訓練に協力する為に、世田谷区も準備をしていた。
・産経新聞の報道後、一部の区民の方からの抗議があった。
・世田谷区は産経新聞に抗議し、訂正記事を要求。産経もこれに応じる、とのこと。
迷彩服の自衛隊員が街中を歩くことに対して批判や反対の声があることは承知していますが、
震災時にこの人たちがどれほど活躍したかは現場を見ている人であれば実感しています。
日々、迷彩服を着装して厳しい訓練を受けている自衛隊員がいることも、この人たちはこの国を守ることが仕事で、税金で給料が支払われているのも事実ですから、国民はそれを知っておく必要があるし、個々が防災や国防の危機意識を持っている必要があると風間は考えます。
このような訓練を過度に批判することも、これを快く思わない職員をクローズアップして報道するマスコミのアクションは不適切だと思いますが、みなさんはどう考えますか?