二子玉川に災害時拠点公園整備へ
今日も朝から雨が続いています。
先週は、この雨の要因である秋雨前線影響で、
山形県などで集中豪雨による被害がありました。
東日本大震災後、全国各地で災害対策が見直されていますが、
東京も首都直下型地震だけでなく、大雨による河川の堤防決壊は
大きなリスクです。
世田谷区にも多摩川がありますから、
二子玉川のように川沿いで人口が集中する場所の災害対策は重要です。
先週、この二子玉川で整備予定となっていた区立公園を
災害時の拠点公園に計画変更すると報じられました。
避難者を受け入れ、うち7千人が3週間避難生活を送ることができる
整備する計画とのことです。
来年度に着工し、2013年春の一部開園、
2015年春の全面開園を目指しています。
整備する防災設備は、マンホールトイレ60基、
太陽光発電の発光ダイオード(LED)の照明塔15基、
平常はベンチとして使うかまど6基(コンロ12台分)、
防災資材倉庫2カ所、防災井戸3カ所設置など、
これまでの防災設備水準を大きく上回る内容です。
しかし、この公園整備は二子玉川再開発事業の一環であり、
これまで、この再開発事業には裁判にまで発展するほどの
反対運動が展開されていました。
そのような運動をしている方々に支持され保坂区長は当選しましたから、
私たちも区長が二子玉川再開発事業をどうするのか注目していたわけですが、
今回の災害拠点公園整備というのが一つの解決策だったのかもしれません。
災害対策という観点からは、世田谷区界である二子玉川に
拠点整備するということだけで十分ではありませんが、
当初から公園を整備することには我々も賛成してきましたので
この計画変更は一定の評価はできます。
今回の計画変更の意図だけでなく、
今後、区内各地に災害拠点を設けていくのか?
9月から始まる区議会定例会で保坂区長に
確認していこうと思っています。
皆さんはどのように考えますか?
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