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宮城県石巻市の復興支援活動報告(1日目前半)

昨日のブログで表明したとおり、 今日は朝2時に出発し、友人2名を乗せて石巻に向かいました。   1日の行動を写真付きで報告するので、かなり長くなりますが、ご覧ください。   予め緊急車両として申請していましたので、 首都高速から東北道の高速道路料金は免除となりました。   東北道は福島県に入ると、道路が補修されている箇所が増え、かなりの悪路。   仙台東インターで降り、仙台市から海沿いに 被災地の様子を見ながら石巻を目指しました。   インターを降りた直後は、普段と変わらぬ様子でしたが、 海側に近づくにつれ、瓦礫が散乱しているではありませんか! 101se.JPG さらに進むと、信号は消えていて、商店の1階部分はやられています。 102se.JPG   そして、海が見えるところにくると道路に船が・・・。 103se.JPG   さらに国道45号線を北上すると、日本三景の松島。   この地域は、島々のおかげで津波の威力が減少し、 被害が少なかったと聞いていましたが、   そのとおり、浸水こそあったものの 倒壊している建物は見あたりません。 104ma.JPG   そのまま45号線を進み、石巻市に入るとすぐに、 国道が未だに通行止めになっている箇所があり、 TV映像で見たような光景。 105is.JPG   団体のベースにしている場所に8時半に到着しましたが、 まずは、その近くで甚大な被害となった海沿い、門脇町の様子を見てきました。 106kado.JPG 戦争を経験しているわけではありませんが、 映像で見る戦災地の様子そのもの。   グーグルマップのストリートビューでは、被災前の様子を確認できますが、 あまりの違いに愕然とします。   107kado2.JPG   この地域は火災も起こったため、特に被害が大きかったようです。 奥に見えるのは門脇小学校。 108kadosho.JPG   そして、本隊と合流する前に、もう1つのミッションを果たすために 石巻市のなかよし保育園へ。 109hoiku1.JPG   世田谷の保育室保護者連絡会の仲間が熱心に支援活動をしていて、 保育園保護者に呼びかけて物資を集め、 既に被災地の保育園に送付する活動をしています。   風間が石巻に行くと言う事で、支援する石巻の保育園を紹介してもらい、 直接お届けするお手伝いをするという役割を担いました。   電話は繋がらない状態でしたが、 主任の先生にお会いすると、話は伝わっていました。 109hoiku.JPG この日は、新年度の保育再開に向けて、職員みんなで清掃に取組んでいるため、 午後に届けてもらいたいとのことで出直すことにしましたが、被災状況を伺うことができました。   海から4キロほど離れている中里地区でも、1m弱の床上浸水となり、 4日間水が引かなかったためにお迎えに来られる保護者も少なく、  園児たちと2階で避難生活をおくったそうです。   幸い、園児・保護者・職員皆さんご無事だったとのことですが、 1階にあった子どもの遊び道具は全滅。   机や椅子の消毒作業などを含めた清掃は 大きな保育園だけに大変なことだと思います。     その後、ようやく当団体の現地責任者と会い、本日の任務を確認。   主要部隊は市内避難所の現況調査事業に同行し、 学生部隊は個人宅の復興支援ボランティアとのことで、 風間は学生と共に行う力仕事を志願しました。   新品の世田谷区議会防災服を身にまとい、早速合流。   学生部隊といっても、危機対応講座上級もマスターしていて 災害現場は何度も経験しているベテランたちです。 110kotaku.JPG 支援するための装備も団体の自前です。   場所は先ほどの保育園に近い地域ですが、1mの床上浸水地域で  1階部分の家財道具が泥水まみれで使い物にならず、 それを道路沿いまで持ち出さねばならない、という家が何千戸とあるわけです。   水がしみこんで重たくなっており、若者がいないお宅は ボランティアに頼らざるを得ないということでした。   今回お手伝いしたのは遠藤さんのお宅。 111endo.JPG   物が多い上に、公道まで50mの砂利道は予想以上に苦戦を強いられました。 112endo2.JPG この写真は力持ちの2人が運んでいますが、 水に浸った畳は1枚で100kg弱はあります。   最も苦労したのは、水に浸ったピアノ。 男8人でなんとか運び出すことができました。   113endo3.JPG 写真以外にも2部屋あり、4時間かけても終わらなかったので 翌日に持ち越しということになりました。   114endo4.JPG 写真で見える廃棄物の8割方が、今回遠藤さんのお宅から 我々が運び出したものですが、街中でこのように 廃棄家財が積み重ねられているわけです。   このようなボランティアはまだまだ足りておらず、 申し込みから何日か待ちというのが現状とのこと。   力仕事ができる若者のボランティアが必要です!   1日目の報告(前半)はこのあたりで一旦閉じます。   明日のブログでは1日目(後半)の報告をしますので、是非ご覧ください!     このような実態をより多くの人に知ってもらいたいので、 応援のクリックをお願いします! にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ
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