学生インターンの成長
今日から学生インターンが新たに5名加わりました。
これまでにも受け入れてきましたが、
社会人としての基礎基本を早めに身につけて
活躍できるようにとの思いから指導してきました。
今回の5名は皆1・2年生なので、
今後どのように成長していくのかが楽しみです。
風間が議員になってから最初に受け入れた学生インターンは
当時1年生でしたが、就活生となっています。
彼に昨今の就職活動早期化是非論についての
考えを聞いてみたところ、以下のような返答がきました。
風間が考えていることとほぼ一致していたので驚きました。
本人の了解を得て、転載・紹介します!
***以下転載***
早期化是正肯定派の論拠としては、
学業の妨げになるというものが主です。
是正策として、日本経団連など経済界は
開始時期を遅らせることを表明していますが、
そもそも就職活動の在り方については
単に「時期」の問題に収斂されるものでは
ないのではないのではないでしょうか。
就職活動は遅かれ早かれ大半の学生が
避けては通れないものでありますし、
大学3年生であっても大学4年生であっても、
本業が学業であることには本質的に変わりはないわけです。
とすれば、時期を遅延させることが根本的な解決になるかは疑問です。
一つの問題は、
多くの学生が、「自己分析」という形で自己内省を、
「業界研究」・「企業研究」という形で職業を、社会に出るということを、
就職活動を開始して初めて経験するということではないでしょうか。
就職活動という一種の通過儀礼を迎えるまで、
そういった機会は乏しく、それまでの学生生活と完全に分断されています。
しかし、そういった機会は就職活動を迎えて初めて経験するというよりも、
望ましくは就職活動を迎える以前の段階、
つまりは日常において考えているべきです。
将来的に社会に出て日本社会を牽引していかねばならない学生が、
本業は勉学であったとしても、
完全に社会に対して無関心・無接触であるべきではなく、
また他方、学者を志望する者であっても、
学問は社会に還元されて意味を持つものである、
という意識を持つべきです。
例えば、業界研究セミナーなどの類に学生が参加することは、
何も就職活動の時期に固定化する必要も無く、
むしろ大学1年時からでもそういった機会を利用して、
自分の将来について想像力を働かせることも
あってよいものではないかと思います。
要は「就職活動」を学生生活において
一過性の通過儀礼的なものとして捉えるのではなく、
日々の生活の延長線上に有るものとして考えた上で、
社会について、自身の将来について、
日常から意識することができれば、
時期の長短などは問題ではなく、
個人の問題として超然として
就職活動に臨むことができるのではないでしょうか。
そのためには社会に対して広く視野を持つことも大事ですが、
学生時代は、同世代の人間の枠に留まりがちです。
風間さんは、大学生のNPO団体の理事を務めていたり、
大学生のための社会貢献講座(SAT)を主宰していますが、
そういった活動の動機の一つには社会人の先輩としての経験から、
多くの学生に、社会に目を向け、社会に自ら発信するという意識を
伝える為だったのだと理解しています。
***以上****
3年間で期待以上の成長を果たしている彼が
社会に出てからどのような活躍をするのかとても楽しみです。
今回インターンに参加した学生達が生まれたのは
風間が大学生になる頃の1990年前後とのことですから、
本当に驚きますが、
彼らが成長する上で大きな転機になったと思えるような
指導をしていければと思ってます!
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