世田谷の保育整備最新情報:定期利用保育実現へ!
本日行われた福祉保健常任委員会にて、
保育園待機児童解消に向けた新たな取組みが報告されました。
今年から東京都が開始した「定期利用保育事業」を世田谷区で導入するということです。
この定期利用保育に関して、
風間は1年前から都の取り組みに注目し、
世田谷区議会ではいち早く導入を要求してきました。
議事録はこちらをご覧ください。
定期利用保育とはどのような制度か簡単に説明します。
世田谷区の場合は認可保育園の入るには指数(ポイント)で厳格に決められるため、
例えば、保護者のどちらかが求職中であったり、パートタイム労働であったりすると
指数が低くなってしまうため、現実的には入れない状態が何年も続いていました。
この問題を解決する為に、東京都は今年からこの制度を導入し、
区と折半で補助金を出し、待機児童解消に取組み始めていたのです。
今回報告された、世田谷区としてのスキームは以下のようです。
実施場所:私立認可保育園の余裕スペース
来春整備予定の認可保育園については、
各園4・5歳児が定員に満たない可能性が高いのですが、
その余裕分のフロアを1・2年定期利用保育スペースとして
活用していく保育園を募集するようです。
ただし、この分のフロアは、将来持ち上がった4・5歳児クラスの
フロアとして確保しておかねばなりませんので、単純に余裕があるからと言って
0~2歳児の定員増にはつなげられないため、有効活用するというものです。
児童1人あたりの面積や保育士の配置基準等については、
認可保育園と同等のものとするので保育の質に関する心配もありません。
但し、運営事業者の事業となりますので
利用料金は認可保育園とは異なり、以下のように考えているようです。
1日の利用時間によって月額を、
4時間利用:22,000円
8時間利用:44,000円
11時間利用:60,500円
対象は認可保育園の入園選考で不承諾となっていく区内在住者で
申込みは各園に直接行い、各園が利用児童を決定します。
2月初旬の1次選考で不承諾となった方にご案内するそうですので
決まらなかった方は、認証保育所などとあわせて選択肢も拡がるということになります。
ただし、年度をまたがっての契約はできませんので、
翌年度にその園で再び預けられる保障はないというリスクはあります。
しかし、計算すると最大で250人ほどの枠は確保できそうですから、
利用者が待機児童にはならないと考えると、
世田谷区の保育園待機児童数はゼロに近づく可能性が出てきました。
実現すれば、皆様とのお約束をまた1つ果たすことができるということになります。
実施園の状況など、またタイムリーに報告していきますので
ご注目ください!
世田谷の保育園待機児解消を望む方はご支援のクリックをお願いします!
にほんブログ村
にほんブログ村