待機児童対策で認可外保育所にも補助?
昨日、ニュースなどでチェックした人も多いかもしれませんが、
舛添厚生労働大臣が記者会見で、
待機児童の緊急対策を発表しました。
「認可外保育所への補助」と「保育ママに関する基準緩和」が
主な内容のようですが、実際に世田谷の待機児解消に繋がるかと考えると
風間としては、それほど前向きに捉えていません。
まず、「認可外保育所への補助」ですが、
「保育士数や設備などが認可保育所と同程度の基準を満たす施設を、
賃貸物件に開設する場合が対象。」
とあります。
施設改修費や賃貸物件の入居時費用について、3000万円を上限に、
国が2分の1、市区町村が4分の1を補助するのだそうです。
しかし、東京の場合「同程度の基準を満たす施設」というものとして
「認証保育所」がありますので、これを新たに設置しようとしても
行政が関与する為、世田谷の場合はそう簡単ではありません。
実際、全国の待機児童の3割を占めている東京都は、
2月初旬に国に対して、認証保育所の施設整備補助の要望書を提出しています。
この要望書も今回国が提示している緊急対策も
財源は「安心子ども基金」ですから、
都の要望を受けて国が動いたと考えられます。
「保育ママ」については、預かる子供の年齢を、
現行の3歳未満から小学校就学前まで拡大するようですが、
これも世田谷の場合、あまり意味がありません。
認可保育園に入れず、保育ママを必要としているのは
3歳未満を抱える保護者がほとんどであり、
小学校就学前まで拡大してしまうと、その限られた定員に
待機児の多い3歳未満の子どもが入れなくなってしまいます。
否定的な見解ばかりを記しましたが、
早ければ来月から、区でも補助申請の受付が始まるとのことですから、
世田谷区も、この制度を活用して柔軟に申請受付をしていき
少しでも待機児解消に努めなければならないと思います。
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