子どものショートステイ死亡事件
今日は予算特別委員会の最終日。
風間は補充質疑で27分担当しました。
質問項目は沢山準備していたのですが、どうしても時間を割かなくては、と思うテーマがあったのでその一つのテーマに大半の時間を費やしました。
3月15日のネットニュースで配信された世田谷での事件。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080315k0000e040051000c.html
7月末のことですが、世田谷での子どものショートステイ事業で2歳半の女の子が夜中に窒息死してしまったというとても悲しい事件です。風間は昨年よりこの事件を調査していましたが、警察が本格的に動き始めたということで、区の責任を追及しなければと思いました。
子どものショートステイとは?という人の為に、ちょっと説明しますと、今回の件は母子家庭でお母さんが夜勤だったので、区が委託する施設に子どもを夜間預けることができるという取組みでした。
亡くなったのは2歳半の女の子。風間の長男と同じ年頃ですから、とても他人ごととは思えません。。
自我が目覚め始める頃ですから、夜にお母さんと離れ離れということですから、泣くのも当然です。
しかし、その施設の当直の職員は夜中に泣き止まないからといって、子どもが求めるがままに23時にコーンフレークを牛乳なしで5・6皿与え、24時にはメントス1本と箱半分のグミを与え、そのまま水分も取らせずに寝かしつけたというのです。
その職員はシャワーを浴びた後に隣で熟睡し、朝起きたら亡くなっていたというのです。 司法解剖の結果からは職員が床に就いた前後1時間が死亡推定時刻。
問題はこの職員は保育士ではなく、児童指導員だったという点。
世田谷区は保育士か児童指導員であればOKとしていたということですから、当然区にも責任はあるはずです。果たして、児童指導員という資格は2歳半の子どもの就寝を伴う保育ができるのか?
これも質問しましたが、できると認識していたようです。
この事件、風間は友人の紹介で遺族の方に直接会って話を聞きましたが、最初にこの話を聞いたときには本当に涙がとまりませんでした。
今回、質疑する準備で改めて資料などを整理している際にも、遺族の無念さや被害幼児の苦しさがひしひしと伝わってきました。少なくとも事業主体である世田谷区には責任があるはずですから、遺族が求めていた「心からの謝罪」と「真相解明」を要求していかねばと思い準備してきました。
質疑では、怒りと悲しみでたどたどしくなってしまいましたが、一つ一つ区側の問題を指摘していきました。結果的に区は責任を認めるような発言もなく、裁判に備えてかお悔やみの言葉すらありませんでした。
風間は最後に遺族からの手紙を紹介し、遺族が求めているのは「真相解明」と「心からの謝罪」なのだと伝え、区長に訴えかけましたが、区長からは一言もありませんでした。
遺族は議会中継を見ていたようなので、区への不信感は一層強化されたことでしょう。
本当に残念だし、情けない。
2歳半の区民が死亡しているのにこの様です。
残念ながらこれが現在の世田谷区の実態なのです。
こんな状態では子どもを安心して預けられなくなってしまいます。
区に対しては、一刻も早く遺族に心からの謝罪をして和解を模索すると同時に、再発防止に向けてしっかりと取組んでいくよう、この問題も粘り強く取組んでいかねばと決意しました。
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