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経産省主導の教育改革に期待

風間が政治家にならねばと思った一番の理由

 

それは、公教育改革は地方自治体サイドから
行う必要があると感じたからでした。

 

保守的な学校現場を変えるために

 

12年前までウィル・シードという
教育ベンチャーの役員として、
経済産業省の起業家教育や
キャリア教育事業を担っていました。

 

4年間、北海道から沖縄まで、
全国の公立小中学校にお伺いし、
子どもの頃から自分の将来の仕事を考え
世の中のニーズに応じて自ら業を起こす、

 

そんなことも可能だと体感できる
授業を実施してきました。

 

当時、聞いたこともない民間企業が
学校の授業を行うなど無理だというのが
多くの教育委員会の反応でしたが、
経産省の担当課長補佐と共に全国行脚し
事業説明と導入依頼を行いました。

 

子ども達だけでなく学校現場にも
大変喜んでもらえましたが、
国(経産省)の予算が打ち切りになると
ほとんどの自治体で継続されませんでした。

 

保守的な公教育現場と教育委員会事務局を
変えていくには、対等以上に教育政策を
議論できる議員が必要だと感じ、
首都東京の中でも最も子どもの数が多い
世田谷から変えていこうと考え、
世田谷区議会議員選挙に立候補したのです。

 

経済産業省の教育改革に期待

  

学校教育といえば文部科学省管轄ですが、
この国を支える産業界が求める人材育成は
経済産業省の方が理解しています。

 

これは前職時代に人材育成を事業とし、
文科省や経産省の官僚の皆さんと議論を
してきたので実感として言えます。

 

その経産省が教育改革の取り組みとして
今年大きな予算を組んでいる
「未来の教室」実証事業に風間は注目し、
今年度最初の区議会本会議一般質問で
区教委に提案しています。

 

こちらの動画をご覧ください。

 

世田谷区議会本会議 平成30年6月14日 一般質問

 

そして昨日、その中間報告会が
開催されたので参加してきました。

 

レジメの表紙

 

外資系の大手コンサルティング会社が
事業運営を請け負い、教育関連や
テクノロジー関連のベンチャー企業から
大手企業まで様々な事業者が事業を
受託し、実証が始まっているようです。

 

現在の委託先一覧

 

子どもの主体性を引き出す教育とは

 

最初のトークセッションは、
注目の千代田区立麹町中学校の校長と
授業実施するテクノロジー企業。

 

 

授業時間の効率化とワークショップ型授業で
生徒の主体性に変化があったようです。

 

続いては、スポーツや音楽の領域に
算数数学プログラミングを掛け合わせ、
プロジェクト学習として学んでいる事例。

 

 

運動も音楽も勉強も人によっては
得手不得手がありますが、
ダブレットなどを用いることで
遊び感覚で楽しみながら
取り組めている様子が伝わってきました。

 

公立小中学校の現場では、
新たな教育の取組に抵抗する教員がいますが
これからの時代を生きていく子どもたちは、
テクノロジーを活用し主体的に学ぶことが
当たり前になるのだろうと感じました。

 

世田谷区の学校教育はどうなるか?

 

風間が議員になった頃は、
自民党出身の区長で、
その区長が指名した教育長が
新たな教育に否定的だったために
全く進展しませんでした。

 

その後保坂区長が就任すると
教育現場へのICT導入予算が組まれ
現教育長が時代に応じた教育に理解があり
世田谷区立の小中学校教育が
変化し始めています。

 

この経産省の実証事業は今後の学校教育を
時代に応じたものに変えていけるだろうと
大変可能性を感じますし、
世田谷区はいち早くこれらを取り込んで
いくよう議会で求めていこうと思います。

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