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フィンランド発のいじめ防止プログラム導入が実現

「大切な真実」が何かを見極めること。

 

昨日のNHK視点・論点で、
瀧本哲史さん(京都大学客員准教授)が
解説していたことが印象的でした。

 

詳細はこちらで公開されています。

 

フィンランドのいじめ予防プログラム

 

風間が瀧本さんと出会ったきっかけは
瀧本ゼミの学生が、いじめ予防について
相談しにきてくれたことでした。

 

昨年1月のことですが、
フィンランドの小中学校で導入されてる
「kivaプログラム」を日本の小中学校に
広めていきたいというのです。

 

風間は、文部科学省のいじめ対策事業に
関わっているので相応の知見はありましたが、
このプログラムはまさに「大切な真実」に
焦点を当てているものだと感じました。

 

これまでのいじめ対策プログラムは
加害者と被害者に焦点が当てられがちでした。

 

しかし、児童生徒のいざこざやトラブルが
いじめに発展していく過程には、
多くのその他多数の傍観者がおり、
その児童生徒が変わって行けば
いじめがおこらないのではないか、
という仮説に基づき開発されたようです。

 

学生から話を聞き、これこそ日本の
小中学校に必要なものだと感じたので、
すぐに瀧本さんとお会いしてお話を伺いました。

 

世田谷でのプログラム導入実現へ

 

そして、瀧本さんからこのプログラム研究の
日本での第一人者である戸田有一教授
(大阪教育大学)をご紹介頂き、
昨年5月の大阪会派視察に合わせて
単身で先生に会いに行ってきたのです。

 

いわゆる地方議員の政務調査活動です。

 

大阪府内の小学校では実践事例があり、
戸田先生には東京で実践することにも
ご協力いただけるとのことでしたので
すぐに世田谷区教育委員会に紹介しました。

 

そして、昨年6月の区議会本会議質疑で
具体的に提案しています。ご覧下さい。

 

 youtubeにはこれまでの質疑を
テーマごとにUPしていますので
ぜひチャンネル登録をお願いします。

 

世田谷区教育委員会は本格的に検討を進め、
今年度から戸田先生をアドバイザーに迎え
KIVAプログラムを参考にした世田谷独自の
いじめ予防プログラムを導入しています。

 

世田谷区ホームページより

 

この世田谷区のホームページで記載されている
「Q-U調査」も風間が本会議で導入提言し、
実現したものですが、いじめ対策については
世田谷区教育委員会の本気度を感じます。

 

今回も異例の速さで導入となりましたが、
世田谷区教委の問題意識とマッチしたようで
「大切な真実」だったのだと感じています。

 

行政予算は大切な真実を見極めて

 

行政の施策には、前例踏襲や業界団体
維持のための取り組みが多々あり、
時代遅れも甚だしいものが多いと感じます。

 

いわゆるしがらみだらけの予算な訳ですが、
これらに多くの税金が投じられている間に、
瀧本さんが指摘する通り、この国は世界から
取り残されて行ったのだと
改めてこの記事を読んで思うのです。

 

大切な真実は何か?

 

この視点を持って区政改善の信念を貫き、
今後も取り組んでいこうと思います。

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