拡がる、世田谷区の国際教育交流
風間が議員になって12年。
特に教育分野における世田谷区政の国際化は 1年目より取り組んできました。
フィンランドの教育は
PISAで首位になったことを機に
日本中で注目されるようになったものの
具体的に地方自治体が教育交流を継続的に
行っているケースはありませんでした。
風間は議会質疑で12年前から提言し、
教育長をはじめとする教育委員会が視察、 議会側も一昨年に超党派有志で訪問し、
子どもたちの教育交流実現に向けて
取り組んできました。
(ビヒティ市の校長との意見交換の様子)
そしてついに世田谷区教育委員会は
来年度の子どもの派遣計画を進め、
今夏、教員派遣が実現しました。
派遣先は首都ヘルシンキから50キロほど
離れたビヒティ市とポルボー市。 我々議員団が先鞭をつけた自治体です。
(ポルボー市のICT活用授業視察の様子)
今夏の教員派遣団はビヒティ市の教員宅にホームステイし、
帰国後も連絡を取り合っているとのことです。
教員交流が先に始まるということは想定外ですが、
フィンランドの教育手法を世田谷区立の学校で
共有化していく取り組みを進めるとのことなので
これは歓迎できることだと感じています。
来年度は選抜された世田谷区立の小・中学生を
フィンランドに派遣する準備を進めていますが、
再来年度はさらなる準備を進めているようです。
アメリカ、オレゴン州ポートランド市との
中学生交流事業を検討し始めたのです。
ポートランド市へは保坂区長も度々訪れており、
日本語を継続的に学ぶ教室や日本庭園を有するなど
日本文化への関心が高い街とのこと。
世田谷区が東京2020大会アメリカホストタウンに
なったことから検討が進んだとのことでした。
対象は中学校2年生20名を想定し、
選考方法は従来の姉妹都市交流事業とは異なり、
国際化や情報化・環境・街づくり等の研究を公募し、
コンテスト形式で選定するとのことでした。
世田谷区の小・中学生海外派遣については、
一昨年にオーストラリアへの中学生派遣枠が設けられ、
来年、再来年とこうして新設される予定となり、
風間が提言してきたことが前進し始めています。
9月の議会ではこの財源に関する新たな提案も 行う予定ですが、世田谷で学ぶ子ども達が、 世界に羽ばたくきっかけ作りを
さらに拡げていくよう取り組んでいきます。