全議員協議会で問われた考え方について
本日の世田谷区議会は全議員協議会が行われました。
これまで、各会派代表者会議で議論した案を提示し、
それを判断していくという内容です。
昨日、他の議員による不正確な発信により、
風間のスタンスが事実とことなる形で拡散されたようで、
メールやSNSを通じて、たくさんの問合せがありましたので、
この場で明確にしておこうと思います。
まず、本日協議された内容でも以下の事項は満場一致で賛成となりました。
1)議場の議席、2)常任・議運・特別の委員会の内容と委員割り振り
3)広報小委員会について、4)議会役職と附属機関委員の割り振り
そして、意見が割れたのが以下の事項でした。
A)全議員協議会の傍聴について
B)起立採決について
C)議会運営委員会構成にあたっての申し合わせ事項
D)議会運営に関する確認事項の発言時間について
以下、風間の個人の考え方と我々会派の態度、そして結果を報告します。
A)全議員協議会の傍聴について
議員になって以来、議員の議論は公開されるべきとのスタンスでした。
よって、今回も傍聴については賛成しましたが、反対多数で否決でした。
B)起立採決について
記名式の賛否の提案があった為、従来どおりの起立採決で良いか諮られましたが、
どちらにしても各議員のスタンスは明らかになりますから起立採決に賛成し可決されました。
C)議会運営委員会構成にあたっての申し合わせ事項
これまでの議会運営委員会は、委員が交渉会派から3人につき1人、
非交渉会派からはオブザーブ出席がそれぞれ1人という申し合わせでした。
つまり1人会派は全員出席していたのです。
これを見直すべきという話が代表者会議で自民公明からでてきて、
F行革から折衷案が出されました。それが写真の3−2案です。
1人会派については、委員選出同様に3人につき1人にするという内容です。
風間は議員は50人がみな平等で公平に扱われるべきと常々考えているので、
この提案の方が従来の1人会派全員が議運に出席できるというルールよりも
公平であると判断し賛同しました。
会派としては、今回一緒になった社民党羽田氏は会派の公平性を維持すべき
というスタンスだったので会派の中での議論となりましたが、
今回の議場で羽田氏は退席し、我々会派は3−2案に賛成。可決となりました。
D)議会運営に関する確認事項の発言時間について
これを見直すべき代表者会議で公明からでてきた案が9−2案です。
上記同様、風間は議員は50人がみな平等で公平に扱われるべきと常々考えているので、
10人以上いる会派も1人の会派も10分という従来案よりも
今回の提案の方が議員1人1人の公平性が担保できると考えましたが、
会派の他のメンバーにも様々な意見があろうと考え会派内協議とし、
会派としては「反対」ということになりました。
我々会派は3−1案に賛成し、否決となり、
3−2案は結果的に賛成多数で可決となりました。
C)とD)の二つについては、「民主主義の根幹を揺るがす」とか
「少数会派への弾圧」という批判の連絡を頂きましたが、
風間はそうは考えません。
私達今回当選した50人の議員は等しく会派を組む権利が与えられており、
無所属でも協議をして交渉会派を組んだ人たちもいます。
私達も民主党4人だけで交渉会派になることができましたが、
保坂区長を支援した会派で一緒にやりませんか?という社民党の提案を受入れ
第3会派になる道を選択したのです。
違う政党で会派を組むことは様々な障壁もありますが、
それを乗り越えてより大きな力で
保坂区政を前進させて行きたいと考えたのです。
1人会派だけが少数意見の受け皿ではありません。
例えば風間が力を入れている特定不妊治療の助成なども取り組む人たちは少数派ですし、
放射能の影響を危惧する人たちも少数派ですが、
不安を抱いたり苦労している人たちの声を反映させるべく
区政改善の取組みを行ってきました。
会派の仲間も少数意見に耳を傾け、
それを区政改善につなげるべく取り組んできているのです。
こうして、時には意見が異なる議員とも力を合わせて交渉会派となり、
問題解決の為に役所に対してより影響力を及ぼせるよう努力をしているのです。
1人会派の人たちは、他の人と考え方が異なるのだから1人会派なのだと主張します。
そのことは当然受入れていますし結構ですが、
風間は50人の議員の公平性を担保することの方が重要だと考えます。
応援してくれる方の中でも考え方が異なる方が多いのですが、
多くの皆さんからのご意見もお待ちしています。