区内商品券発行に税金4億円強を投入って賛成ですか?
保育関連の投稿が続きましたが、皆さんに知ってもらいたい税金の無駄遣い。
昨日行った代表質問で、税金の遣い方としてやめるべきだと指摘した件をお知らせします。
プレミアム付区内共通商品券ってご存知ですか?
(写真は普通の区内共通商品券で頂きものです。)
区内の商店などで使える商品券で、1万円で1.1万円分の商品券が買えるとかいうものです。
世田谷区には限らないことですが、全国各地の自治体で
商店街連合会などが発行するこのプレミアム付商品券発行にかかる
印刷代金やプレミアム分に税金が投入されているということは
殆ど知られていません。
風間はこれまでにこの問題点を議会で指摘し、やめるように要求してきましたが、
景気対策とのことで毎年続いているのです。
風間が問題として指摘しているのは、
1)政府としては株価は今世紀最高値等と景気回復している認識なのでは?
2)購入しているのは一部の人達であること
3)他の自治体では、商店の不正利用が事例報告されていること
(自らの店舗や仲間の店舗で購入したことにしてプレミアム分だけ搾取する手法)
1)については、区内はまだ景気が回復していないというのですが、
区内景況も把握していない状態で何をもって判断しているのか定かではありません。
2)については子育て世帯や高齢者、障がい者の優先購入分を確保といってますが、
そもそも認知度も低く、今年度のアンケート結果では、
「機会があれば購入したい」と回答した人が32%であるのに対し、
「購入したいとは思わない」は4割を超えていて
「わからない」と回答した人と合わせると65%だったのです。
3)については世田谷区が不正利用の根本的な防止策をとっていないことが問題です。
こんな問題を抱えながら毎年税金を投入していたわけですが、
今回政府が統一地方選挙を前に突如としておこなった
地域住民等緊急支援策はこのプレミアム付き商品券の発行が推奨とのことで
世田谷区は24億円分ものプレミアム付き商品券を発行するというのです!
このプレミアム分4億円に加えて発行経費を税金で賄うというのです。
商店は喜ぶかもしれませんがまさに選挙対策のバラマキです。
昨日の代表質問では、
景気対策といいながら区内景況の変化を把握することすらしてない上に
不正利用の防止策もとっていない状況で約5億円も税金投入するなど到底容認できず
対策をとっているのか?と問いました。
すると、「商品券を発行している団体に確認したところ商店が購入している事例はない」
といった答弁でしたので、再質問で
「そんなわけない。区内の商店主誰も買っていないなどありえない。区として調査すべきだ。」
と糾しました。
これが長らく続く古い政治の実態です。
以前商店街連合会の幹部にヒアリングした際に聞いた言葉
「プレミアム商品券は麻薬だ。一度つかるとなかなかぬけられないんだ。」と。
これは補正予算で議案として出てきますので、後日の審議で賛否が分かれると思います。
みなさんはどう考えますか?