保育園選考基準見直し案は議会の議論を経ずに決定か?
先日お知らせした、認可保育園の選考基準変更の件、
明日から始まる区議会も経ずに、変更が確定したのか
新たな基準が記載された保育園のごあんない冊子が出来上がっていました。
7年前、同点の場合の場合の優先準備が有償保育利用期間の長い子どもだったのが
議会の議論を経ずに突如世帯所得の低い順に変わり、
問題だとして改善要求し続けてきましたが、
有償保育利用者110点の激戦で希望園に入れるかどうかの分かれ道が
実質所得によって決まってしまったこの時同様に進んでしまっています。
議会軽視も甚だしく怒りに震えています。
先日もこのブログで一時期お知らせしましたが、
有償保育を利用して仕事に復帰をしている場合、
これまでは+6となっていたのですが、
基準変更後は0歳児クラスの申込者に対して+5に下げられているのです。
つまり、育休明け復帰者と同じ数値になってしまう訳ですから
4月前に有償保育を利用して復帰しても育休明けの人と同じ数値にしかならず、
今回のような激戦となると世帯所得が高くなっている家庭の子どもは認可保育園に
入れなくなってしまうのです。
育休制度を取得できないまたは取得しにくい労働現場は実際には存在し、
家計上少しでも早く預け先を確保しなければならない家庭もあるわけですが、
区としては、子ども子育て会議にて、今の制度のままでは
育休を無理に切り上げ0歳児で入園させようとする家庭が増えている
という認識で変更したとの話があったそうです。
認可保育園の選考については、その位置付けが定められているとおり
「保育に欠ける度合いの高い子ども」から優先的に入れる制度であるべきであり、
このように区が独自で恣意的に変更することなと到底容認できません。
保育に欠ける度合いの高い子どもを見捨てるかのような今回の変更は
区の現状認識が甘過ぎると言わざるを得ず、明後日の代表質問で問いつめます。