なかなか聞けない議員の報酬の話
区議会議員の報酬はどれ程がご存知でしょうか?
収入の話はとてもセンシティブですから、
通常は他人に収入を聞く事はないかと思いますが、
公職にある者の収入は皆さんの税金から支給されているわけですから、
私は問われた時に躊躇することなくお話しています。
むしろ、多くの人達に知っておいてもらいたいことでもあります。
世田谷区議の報酬は平成25年度実績で10,216,960円。
区議・区長の給与の決まり方を簡単に説明すると、
民間企業の給与と比較し、公民較差が大きくならないよう
国家公務員の給与を人事院が勧告し、
続いて特別区人事委員会の勧告により
それを受けて23各区が策定した公務員給与案を
議会が可決するとその年度の給与が決まります。
多くの場合、議員も区長も公務員と同様の比率で上下します。
そして今年度ですが、公民較差の拡大に伴い、
15年ぶりに月例給を上げ、7年ぶりにボーナスを上げる
という改定案がでてくるようです。
この写真にあるように、議員は年額24.2万円UPとのこと。
この金額をみなさんはどう感じるでしょうか?
風間が議員になった7年前、当時の3期目の議員が
「議員になって以来給与が下がる一方だ」
とぼやいていましたが、最後に上がった平成11年度は年額11,094,556円でした。
でも風間は
「その金額をもらうだけの仕事をしているのですか?」
と思ったのを今でも覚えています。
民間企業や自営でこれだけの金額を受け取るようになるには、
それなりのキャリアや能力が必要です。
風間は前職のベンチャー企業の創業期、当初の時給は300円台!
取締役になり会社を成長させることで収入も上がっていきましたが、
議員の場合、新人もベテランも役職がなければ同じ報酬です。
よって、この仕事でも即戦力として区民の皆さんの期待に応えられるよう
必死になって取り組んで来ました。
政治家がその報酬を受け取るのにふさわしい人物かどうか?
選挙を通じて有権者が判断を下すのだと認識しています。
世田谷区議会議員が受けるその審判は来年4月にやってきます。
世田谷区議選の投票率は毎度40%強。
実に半数以下の区民しか判断を下していません。
より多くの皆さんに、その報酬を受け取るべき人物を
来年の選挙で選んでもらえればと思います。