先日取材を受けた、被災地支援の取組みインタビューが
写真付きで掲載されました。
教員養成セミナー(時事通信社)2014
年10
月号
『緊急スクールカウンセラーに聞く 被災地での“子供の心のケア”』
という特集です。

風間が理事を務める
国際ボランティア学生協会は
東日本大震災直後からボランティア活動を継続的に行ってきましたが
昨年まで2年間、風間はプロジェクトマネジャーとして
文部科学省が公募していた事業を請負い、気仙沼市の小学校に出向き、
心のケア支援となる授業を行っていました。
その様子が取材されましたので、内容を以下抜粋で紹介します。
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私たちの国際ボランティア学生協会は、
東日本大震災後、被災地での支援を地道に続けてきました。
震災当初のとにかく復旧しなくてはというところから、
次第に復興へとステージがどんどん変わっていく現地の変化を肌で感じ、
次は子どもを支えることがしたいと思い、
「緊急スクールカウンセラー等派遣事業(以下スクカン事業)」
に取り組むこととしました。
風間は前職の時に、全国の小学校を回って企業家教育を行っていたため、
学校現場に行ったときに、外部講師としてどう取り組むべきか、
という経験を積んできました。
私たちは宮城県気仙沼市の教育委員会の方と一緒に、
プロジェクトを作っていくことにしました。
私たちはスクールカウンセラーではありませんが、
スクカン事業はスクールカウンセラーに準ずる者も可ということだったので、
気仙沼市と姉妹都市提携をしている目黒区と協力し、
スクールカウンセラーの研修を受けました。
初年度(2012
年度)に感じたことは、われわれが想定していた以上に、
子ども達が一生懸命抱えていることをその場でも思い出しながら、
絞り出すことをやってくれたということです。
ちょっとしたことだけれど、それで日常生活が楽しくなる。
元気になっているのだということを語ってくれたのは、印象的でした。
手伝ってくれた大学生も、
学校でイキイキしている子ども達をサポートするのは
初めての経験だったので、
現場に立ち会うことができてよかったという感想を持っていました。
しかし、学校現場はとにかくやることが多く大変なのが現状です。
実際、この支援を実践するために行う、
校長会でのプレゼンテーションの反応は、
スクカンどころではないというのが正直な反応でした。
もっとやってみたいと思っていましたが、
やはり現場最優先にしなくてはなりません。
そのため、今年度はスクカン申請を行いませんでした。
被災地はまだまだたくさんの問題を抱えています。
私たち国際ボランティア学生協会は、
引き続き被災地支援を行っていきます!