世田谷区の若者支援拠点
今日の午後は、保坂区長が取り組む若者支援の拠点を視察してきました。
一つ目は、野毛にある区立青年の家。
これまでは教育委員会所管の社会教育施設でしたが、
老朽化に伴い宿泊昨日を停止し、
会議室などの場所貸し施設となってしまっています。
環八と多摩川の間にある閑静な住宅街にあるので、
若者の利用者が増えないそうですが現場を見て納得しました。
一旦は廃止の議論にもなっていましたが、来年度からは子ども部に移管し、
青少年交流センターとして、民間に運営委託する計画なのです。
写真のように広い庭にはBBQができる施設があります。
こちらの部屋は防音になっていて、スポットライトも音響機器もあるので、
あまり利用されていないというのはもったいないことです。
立地的な課題もある為、行政の取組みには限界を感じますから、
民間委託で新たな力を活用していくのは正しい選択だと思いました。
そしてその後、実際に今年度烏山駅前で中高生世代応援スペースを運営している「オルパ」を視てきました。ここは金融機関の施設跡を活用し、区からの委託で大学生のNPOが期間限定で運営しているそうです。
毎日30~50人の中高生が利用しているとのことでしたが、
大学生ならではの発想で中高生が集まり易い様々な工夫が見られました。
この写真は鏡付きダンス練習スペースなどは
予約制で学祭前には一杯になるそうです。
こちらの写真は銀行の大型金庫。
ここはスタジオとしてバンド練習スペースにしているそうです。
さらにはマンガコーナーやゲームコーナーや自習室など設けられており、
少し年上の大学生が運営しているというもの好評の理由だと思いました。
しかし、折角のこのスペースも2月で終了となってしまうそうです。
区としては最初に紹介した野毛の青年の家を
オルパのように若者支援拠点と発展していくよう目指すそうです。
オルパを運営しているNPO法人せたがやっこ参画推進パートナーズは
大学生がやっている団体なので野毛の青年の家の運営受託を考えていないそうですが、
このようなノウハウを活かして再生してもらいたいと感じました。