世田谷区の新設保育園は4月開園に間に合うか?
昨日も区議会は決算特別委員会。
福祉保健領域だったので、風間も「保育」について何点か質問を担当しました。
一つ目は、保育園の整備状況について。
世田谷区は待機児童全国ワーストの汚名を返上すべく、
今年度の保育施設整備を過去最高の1550にすると発表し、
この姿勢は私たちも評価してきました。
(前の区長時代とは、待機児童解消に向けた対応が違うということで。)
今年度の認可保育園整備情報
はこちらのページをご覧頂くとわかりますが、
来春4月オープン予定が、岡本3丁目、喜多見3丁目、下馬4丁目と3カ所あり、
4月に間に合わず、6・7月オープン予定が弦巻5丁目、下馬2丁目と2カ所あります。
現在保活をされている保護者にとっては、4月オープンの施設が近くにあるか
気がかりだと思いますし、ある場合には予定通り4月オープンになるのか?
ということは重要な関心事だと思います。
しかし、半年前となった今だに基礎工事すらなされていないということでは
心配だという声も度々耳にしますので、予定どおり開園できるのかを確認しました。
答弁は、震災復興の影響から建設業者等の都合もあって不確定要素があるとのこと。
これでは困る区民がたくさんいるので、あらゆる手段で間に合わせよ、と要求しました。
他には、認可保育園の事業者選定委員の問題として、選定委員の固定化を指摘しました。
権限を持つ人間が(公選されることなく)長らく居座る事は不健全だと考えますが、
現在は任期を定めていないため、最長で8年も選定委員をしている状況なのです。
これを改善するよう要求しました。
もう一つは、世田谷保育親の会から提出された要望についてです。
保育親の会は、必ずしも世田谷区の保育園保護者全ての意見を
集約している団体ではない事を指摘した上で、
しかしながら、今回要望として提出されている中にある1つである
「育児休業中も上の兄弟が保育園生活を継続できるよう、
少なくとも区の現行制度の退園対象者を拡大しないでください。」
は、区として当然守るべきだと要求しました。
答弁の時間はありませんでしたが、後ほど保育課に現制度を確認したところ
世田谷区は年子でない限り、育児休業中に上の子の退園を迫る事はないとのことでした。
やり取りの様子はこちらのページから動画で確認することができます。
(1の「再生」をクリックした後、35分後あたりから風間の出番です。)
来春に向けた認可保育園申込の締切も2ヶ月後に迫って来たため、
風間のホームページ経由で寄せられる保育相談件数もこのところ急増してきました。
保育に欠ける度合いの高い子どもが、親の所得に関係なく
きちんと保育される環境にしていかねばならないと考えます。
公務として区に改善要求するだけでなく、
ご相談下さった皆さんのお力になれればと思います。