世田谷区立の小学校でようやく統廃合の動き
本日の文教常任委員会で、世田谷区立小中学校の適正規模化・適正配置に関する具体的な方策(第2ステップ)(素案)について報告があり、ようやく小規模小学校でも統廃合する方針が打ち出されました。
世田谷区の小学校は西側の大規模化と東側の小規模化の傾向が年々激化し、
風間は数年前から小規模校の統廃合を訴えてきました。
区教委事務局としてのその必要性を認識していたものの、小学校については地元のノスタルジーから反対の声が根強く、なかなか取り組めなかったというのが実情でした。
風間は小規模校の教育的弊害を全国の小学校の現場で見てきましたし、
同じ世田谷区内で教育的影響や効果が明らかに異なる状況を放置しておくことは
許されないはずだと、公式の場でも訴えてきましたが、
役人の公式答弁は、はぐらかしたままという状況でした。
今日の委員会では、「適正規模とはいかなる基準か?」を確認し、
「今回取り組む学校はこれまで適正ではなかったことを認めるのか?」
を確認しました。
基準については文科省の標準的な規模の提示があったものの
後段の質問は、これまで取り組まなかった理由を含めてはぐらかされました。
そして、今回提示された素案ですが、
全学年が単学級である小学校と学校間が近接している小学校にて
以下のように統廃合するというものでした。
A:花見堂小と若林小(代沢小と山崎小の通学区域見直しを含む)
B:守山小と北沢小と東大原小(松原小と代田小の通学区域見直しを含む)
スケジュールについては明示されていませんが、
新たな学校でスタートするのは平成29年か30年だと思われます。
6年間単学級であるの世田谷区立小学校は他にもあるので、
これらが一度に取り組まれないのは問題ですが、
少しずつあるべき方向に向かっていると実感しています。
これで終わり、とならないように引き続き改善要求していきます。