補充質疑で税金のムダ遣いを指摘
昨日は決算特別委員会の最終日でした。
補充質疑ということで、全領域における質疑が行われましたが
風間も民主党の最後に、税収が落込む世田谷区政において、
様々なコストカットが必要だという観点から以下の項目を取り上げました。
1.大蔵6丁目の不要不急の歩道整備の取りやめ
2.選挙管理委員の報酬を日額化へ改善
3.課長決済の支出案件の総カット
どのような質疑応答だったのか、以下、簡単に報告します。
1.大蔵6丁目の不要不急の歩道整備の取りやめについては、
今年3月に行われた予算特別委員会の補充質疑にて指摘したことです。
小川の護岸工事に便乗して、歩道を整備する事業でしたが、
行き止まりの誰も通っていない獣道のような所を何千万円もかけて
整備する必要はないから見送るべきと指摘したことについて、
来年度計画はどうなっているのかを問いました。
区としてはこの歩道整備は来年度は見送り、その後に計画していた
通行のある道路整備を行うという答弁でした。
ひとまず、一部の地元の人が要望している歩道整備を
来年は見送らせることができたわけですが、区はなんとかして
土木事業は予算確保したいのだといくことが伝わってきました。
2.選挙管理委員報酬の日額化へ改善する件については、
これまでも取組みの状況をブログで報告してきましたが、
今週、新宿区議会が23区で始めて日額化への条例改正を
可決したのです。
これを世田谷区はどう受け止めていくのか?質問しましたが
結局の所、様子見で取組むつもりはないようでした。
年間数百万円のコストカットになりますから、取組むべき課題であり
議会側と共にも検討していかねばならないと指摘しました。
3.課長決済の支出案件の総カット
以前ブログで紹介しましたが、世田谷区ホームページのTOPの
デザイン改訂で47万円!という事が適切なのか?
という質問をすると、部長答弁は2社に見積もり依頼をし、
低価格の方を選定しており、適切な価格とのことでした。
仕様書も見せてもらいましたし、
事前の打ち合わせをかなり行ったとのことでしたが、
それでもこれより低価格で受託できる区内IT事業者は
たくさんいます。
課長決済ということで、入札の必要がなかったということですから
このような課長決済で限度額ぎりぎりで指名発注などは
かなりあることなのだろうと思い、課長決済での支出が
年間どれぐらいあるのかを確認しました。
なんと、30億円!を超えるというのです。
消耗品など、コストカットできないものもあるでしょうが、
それでも平均で1割カットするだけでも3億円の
コストカットができるわけだから、区はこの課長決済の
ありかたを見直すなどすべきと指摘しました。
今回はこのような区の問題を次々と指摘していきましたが、
自民党あたりからはかなりの野次が入っていました。
何故そんなに役所をかばう必要があるのか理解できませんが、
このままでは税金のムダ遣いはなくなりません。
多くの方にこのような事実を知ってもらえればと思います!
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