5月の世田谷区の教育領域の報告
今日は午前中、文教常任委員会がありました。
以下の報告事項を聴取しましたが、
ブログを見てくださっている区民の方に
参考になりそうな情報は詳細におしらせします。
(1)平成22年度主要事務事業について
(2)第5回世田谷区教育フォーラムの実施について
(3)校務ネットワークシステムについて
(4)平成22年度学校基本調査の結果について
(5)今後の区立幼稚園のあり方について(中間のまとめ)
(6)世田谷区立芦花小・中学校、八幡山保育園改築工事について
(7)平成23年度使用世田谷区立小学校教科用図書の採択について
(8)第20回小学生海外派遣について
(9)措置要求棄却判定取消等請求事件について
(10)平成23年度開設予定の特別支援学級の設置について
(11)世田谷区平和都市宣言25周年記念事業の開催について
(12)平成22年度「子ども読書の日」記念事業の実施結果について
詳細と風間コメント
(2)世田谷区教育フォーラムについて
8月6日(金)7日(土)に開催。
今年の講演は雅楽師の東儀秀樹氏が
「子どもたちの豊な感性と心をはぐくむ」
というテーマで行うようです。
日本語にこだわる教育長の意向かとも思う人選ですが、
教育に深くかかわっているわけではない人の
講演が基調になるのか?とも思います。
(4)学校基本調査結果について
区立校の児童生徒数や進路などの統計が報告されました。
【小学校に関して】
区立小学校全体の児童数は244人増の31574人。
最も大規模な小学校は59人増で965人となった塚戸小。
最も小規模な小学校は117人の花見堂小。
65%が公立中学に進学し、
32%が私立中学に進学しています。
【中学校に関して】
区立中学全体の生徒数は2人増の10036人。
最も大規模な小学校は9人増で605人となった砧中。
最も小規模な中学校は統廃合予定工を除くと
82人の太子堂中。
42%が全日制公立高校に進学し、
46%が私立高校に進学しています。
区立中学校への進学率の低さは相変わらずですし
同じ世田谷区の小学校でこれほどまでに
規模の差があることについても深刻な問題です。
これまでにも児童たちに対する公教育の質の担保が
危うくなると問題点として指摘してきましたが
区は一向に小学校の統廃合に取り組まないどころか、
最も統廃合の対象となる花見堂小学校の校庭を
芝生化するというのですからあきれるばかりです。
(5)今後の区立幼稚園のあり方について
現在9つある区立幼稚園の今後のあり方については、
昨年全園廃止し、保育園や子ども園への転換などに
検討する方向で区は進めていくような報告がありましたが、
今回の報告では何歩も後退した報告がありました。
昨年度も行われた区民アンケートなどをもう一度行うとのことで
年内を目途にあり方を取り纏めるとのことでした。
今後検討されることとしては、
・幼稚園・保育園など一体化施設
・認定こども園
・ほっとスクールなどの教育関連施設
・区立幼稚園の再配置など
とのことです。
このペースでいくと最短でもあと4年は
用途転換後のサービス開始ができない状況です。
保育待機児の問題は4・5年後には
どのような状況になっているかわかりませんので
またもや行政の後手後手の対応が露呈したわけです。
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