代表質問 その13 小中学校の適正配置について
小中学校の適正配置について
【テーマ解説】
世田谷区内の小中学校は地域によって、規模が全く異なるのが現状。
区東部は小規模化が進み、各学年1クラスしかない学校もいくつかある一方で、
区西部は大規模化で教室不足が懸念されるような学校存在する。
子どもへの教育的弊害を考えると統廃合や学区域変更などが必要だが、
これまで遅々として進展しない状況である。
【質問&答弁要旨】
Q1:先日、文教常任委員会にて、区立小中学校の適正規模化・適正配置に
向けた今後の具体的な取組みの方策について素案が報告されたが、
様々な課題がある中、何を優先課題と認識して作ったのか?
A1:今後5年間を見通した第1ステップでは、中学校が教科担当制を
とっていることもあり、教員の配置とともに部活動の活性化の面からも
適正規模化を図る意義がより大きいと考え具体的方策を提起した。
Q2:小規模小学校の問題はこれまで何度も指摘してきたが、
小規模小学校の通学区域変更や統廃合にはなぜ着手しないのか?
A2:小規模小学校に関しては、児童・生徒数の動向を注視しながら、
現状把握や学校関係者との協議などを行い、今後のあり方について、
通学区域等を含め引き続き検討していく。
【質問全文】
先日、文教常任委員会にて、区立小中学校の適正規模化・適正配置に向けた今後の具体的な取組みの方策について素案が報告されましたが、学校の小規模化や大規模化など様々な課題がある中、区教委は何を優先課題と認識してこのようなものを作ったのでしょうか?
配布された資料の中のパブリックコメントでも通学区域の見直しや統廃合は慎重にとの意見がありますが、一義的には飽くまでも次代を担う子ども達が学ぶ為のものであるはずです。
小規模小学校に関する問題・課題についてはこれまで何度も指摘してきましたが、教委は課題と認識しつつもなんらてこ入れする様子がみられません。今回は小規模小学校の通学区域変更や統廃合にはなぜ着手しないのでしょうか?区教委はいつまでこの問題を先延ばしにするつもりでしょうか?
先延ばしを続けることにより、問題が解決されないまま子ども達はどんどん卒業していきます。指定校変更も制限が強化され、小規模小学校は子どもの育成上避けたいという家庭には、私立にいくか引越せということなのでしょうか?見解を問います。