保育室連絡協議会総会
土曜日の午後、保育室連絡協議会の第13回総会に行ってきました。
保育室については、風間の日記でもこれまでも何度か
取り上げてきましたが、保育園に準ずる保育施設として東京都独自の制度として始まったそうです。
しかし、ここ数年東京都は認証保育所への移行を進め、他区においては保育室としての存続が難しくなりなくなってしまった地区がほとんど。
世田谷区は地域住民の保育室の評価が高く、また運営者の方々のご尽力されて来た為、存続させてきたという背景があるそうです。
保育室と認証保育所がどう違うのか?さっぱりわからない人も多いかもしれませんが、利用者側からすると利用料金で大きな違いがあります。
認証保育所は民間企業が経営していることが多く、利用料金に関しては上限があるものの設定が自由であるため、どうしても認可保育園や保育室よりも高額になります。(今年度から世田谷区は所得に応じて助成するようになりましたが。)
一方、保育室は認可園と同じ水準になるよう補助制度があり、時間外保育を利用しなければ、最高でも月額4.5万円と利用しやすい料金となっています。
助成している行政側としてみれば、低コストでより多くの子どもを預かる認証保育所に移行していきたいということは推察できます。
世田谷の保育室の方々は長年存続に向けて懸命に活動してこられ、今回の総会は13回目とのことでした。(写真の発言者は区役所子ども部の藤野部長)
総会の場では、保育室の置かれている現状が報告され、ある男性保育士は助成金が上がらない為に給与も上がらず、仕事の充実感があるものの家族を持つ身としては今後の生活に不安があると吐露されていました。
確かに、経験を積んでも給与が上がらないということであれば、別の職場を求めて退職しかねません。子どもを預ける側からすると、経験豊富な保育士が継続的に勤務できる環境は確保してほしいと思います。
風間も保育園待機児だった次男が3月まで保育室にお世話になり助かっていますので、利用経験者としても保育室には存続してもらわねばと思っています。
待機児が335人という全国的にもワーストいくつといわれる保育環境となってしまった世田谷区。
保育施設の新設だけでなく、既存施設のフォローもより一層強化していかねばと改めて思いました。
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