委員会視察報告その1
昨日今日と文教常任委員会の視察で関西に行ってきました。
今年は1泊2日。
今年は2箇所の先進的な学校教育の取組現場を見ることができました。
昨日は大阪の寝屋川市。今回はこちらの報告を記します。
風間もこれまで何十回も関西出張していますが、この地域は
初めて訪れました。
関東の人間にはどのあたりかすぐにはわからない地域ですが
京都からも近く、京都駅から近鉄と京阪を乗り継いで50分ほどで
到着しました。
こちらは英語教育特区と小中一環教育の先進自治体。
校長先生が熱心に取組まれているという三井小学校での
授業を実際に見学し、説明を受けました。
学校が府営団地に囲まれていて、児童の家庭の38%ほどが
生活保護・準保護世帯という地域だそうで、
習い事をしている子どもも通塾している子どももあまりいないそうです。
だからこそ、公教育で子どもの力を伸ばす教育が重要だと
校長先生が教頭時代から5年間かけて改革してきたそうです。
放課後の宿題フォローや夏休みの水泳指導など、
子ども達がいろんなものにチャレンジできる環境をつくり、
その結果、府の水泳大会やPC入力コンクール、児童英検の取得割合
などで府のトップクラスとなり、子ども達もどんどん自信を得ていっているとのことでした。
早速3年生の英語と5年生のPC授業を見させてもらいましたが、
ホントすばらしい、感心しました。
担任であるベテラン男性教員は、なれない英語を使って、2人の英語講師と一緒に
子ども達と身振り手振りで英語でコミュニケーションをとっていて、子ども達も体を動かしながら楽しそうに英語を使っていました。
また、自宅のPC保有率は40%程度だそうですが、2年生からローマ字入力を教えるので、風間が見た5年生では、皆ブラインドタッチでパワーポイント資料を作れるようになっているのには驚きました。
わずかな時間の視察なので、当然この学校にも様々な課題があるのだとは思いますが
校長先生以下教員が一丸となって、子ども達を支援している様子を目の当たりにし、
学校のあるべき姿を見たような気がしました。