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民主党・無所属連合 平成20年度予算要望書

1.前文 【予算編成にあたって】 今夏の参議院議員選挙の結果をみると、国民は現在の自民党を中心とする市場原理至上主義から福祉を中心とした国民生活至上主義への大転換を促したと考えられる。 このことは今春の世田谷区議選で我々民主連が大躍進を遂げ、区議会の中で第二会派となったことにも既に現れていた。つまり世田谷区においてもこれからは予算の中心を土木中心から区民生活重視、とくに社会的経済的弱者に対する福祉に移していかなければならない。 我々は先の区議選で投票していただいた多くの方々の期待に応えるべく、責任ある会派として、要望事項を文章で列挙するだけでなく出来る限りその事業の概算額を入れることとし、さらには予算の削減項目にまで言及した。 世田谷区においてはこれらの状況を踏まえた上で、我々会派の要望事項を真摯に受け止め具体的な政策として予算化し実行することを強く望むものである。 2.本文(全体像) 日本のみならず、進化を目指す世界中のあらゆる組織は常に自己組織を様々な角度から点検し、ムダを省くという作業をおこなっているものである。  特に貴重な税金を原資に運営している行政組織は事の他、ムダを省くということに敏感であるべきで、約84万人という23区最大の人口を要する世田谷区においては、このことにおいても他の自治体の規範となるべきと考える。 【 改革による歳出削減プラン】 まずは、我々議員自身から襟を正すべきであり議会改革によるコスト削減から行い、行政にムダなコストをカットすることを要望する。ひとつは、高い落札率を続けている入札制度の改革であり、二つ目は外郭団体を含めた組織を見直す行政改革である。また、公有地の有効活用による歳出削減を推進したうえで、次のように要望をする。 【 平成20年度予算に反映すべき最重点項目】 ①「チルドレン・ファースト」の社会の実現にむけて 区立幼稚園や空き教室の有効活用等待機児童ゼロにむけた施策、産休明け保育等新たな保育サービスの実施など、安心して子どもを産み育てられる社会の実現を目指し一歩進んだ取り組みを要望します。 また、保育園・幼稚園や学校において子どもたちがいきいきと学べるよう、魅力あるプログラムの導入や民間人材の活用を求めます。 ②「低負担高満足」の福祉サービスの構築 高齢者や障害者、その家族など福祉を必要とする人々が、自分らしく満足できる暮らしを実現できるよう、在宅支援及び居住施設の充実を求めるとともに、負担軽減のため福祉施設の体質改善や自己負担に対する補助を要望します。介護従事者不足が深刻化している状況を鑑み、福祉人材の育成、事業者への支援、安心して働き続けられる労働環境の整備を求めます。 ③信頼できるまちづくり 大規模再開発等まちづくりをめぐる区の姿勢や、形骸化した住民参加の制度に対し区民の不信感が高まっている中、区民主体の「自治」の確立にむけて、まちづくり条例などの抜本的な見直しを求めます。また、区民の生活と生命を守るため、官民がそれぞれ責任を持って地域の防犯対策、災害対策に取り組むことができる体制づくりを求めます。 ※要望詳細については会派HPをご覧下さい。  http://www.setagaya-minshuren.net/

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