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世田谷区立校体育館に冷暖房、しかし倒壊の恐れも。

今年の5月31日付ブログで報告をした
世田谷区の学校施設耐震問題。

 

28の小中学校で再調査をすることになり、
(調査できる事業者が少ないことから)
今年度前半に調査を行った14校についての
速報値が昨日の文教常任委員会で
報告されました。

 

7校の体育館で倒壊の危険あり

 

倒壊又は崩壊する危険性が高いという
構造耐震指標(Is値)0.3未満の体育館が
7校で検出されたという衝撃的な報告。

 

再検査先行14校の診断結果

 

代田小学校体育館:0.10
東玉川小学校体育館:0.15
九品仏小学校体育館:0.19
喜多見小学校体育館:0.04

 

上祖師谷中学校体育館:0.232
砧南中学校体育館:0.21
喜多見中学校体育館:0.13

 

この数値は同じ建物の何箇所かで
診断したものの最低値ということで
これまでに崩落したことなどありませんが
早急に耐震補強の準備に取り掛かっている
とのことでした。

 

以前のブログでも報告しましたが、
同時期に建てられた学校施設は
全国的にたくさんあり、
そのリスクも同様です。

 

しかし、ほとんどの自治体で
実態把握すらなされておらず、
世田谷区はいち早く取り組んでいる
という状況です。

 

体育館工事の際に冷暖房整備も

 

一方で、今年の夏は酷暑により
体育館が使えないという学校が
世田谷区内にはたくさんあったので、
風間は7月の委員会で、
体育館の冷房整備について
区議会で最初に取り上げました。

 

そして9月10月の区議会第3回定例会では
これについての議論が盛んになり、
風間は災害時の避難所になることから
冷暖房を整備すべきと提言しています。

 

こちらの動画をご覧ください。

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そして昨日の文教常任委員会で、
学校体育館の冷暖房整備について
具体的に報告があったのです。

 

 

世田谷区の小中学校の校舎については
すでに冷暖房が完備されていますが、
その変圧器容量が充分な学校は
16校想定で来夏までの整備を目指す
とのことでした。

 

また、体育館補強工事を行う学校は
同時に冷暖房設置工事も行ってしまう
ということで、最終的には2021年度に
全学校での冷暖房整備を終える
とのことでした。

 

この予算総額約24億3千万円。

 

かなりの金額になりますが、
災害時の避難所となることから
多くの区民に関わる問題ですので
都や国の補助金を極力活用して
計画通りに進められるよう
注視していかねばならないと
考えています。

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