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問題だらけ、教員が痴漢で逮捕後の対応

区立二子玉川小学校の教員が
6月頭に痴漢で現行犯逮捕されていました。

 

しかし、議会と保護者への報告は4カ月後でした。

 

世田谷区議会では昨日文教委員会を臨時で開き、
教育委員会から正式に報告を受けたのですが、
様々な問題を感じたので、質問を事細かに行い、
事実と問題点を明らかにしました。

 

 

委員会で配布された報告内容はこれだけで、
詳細は口頭報告のみでした。

 

後ほど議事録が公開されるとはいえ、
口頭報告内容は原稿になっていたようなので
委員会にも詳細に文書で報告すべきだと指摘。

 

今回の事件後の対応として、
以下3点の問題を指摘しました。

 

問題1

子ども達にうそをついたこと。

 

逮捕後日、当該教員は欠勤となり、
学校は児童に対して、
欠勤理由を体調不良だと伝えていました。

 

教育委員会からの説明では、本人から
そのような申告があったとのことでしたが、
風間が質問を重ねた結果、逮捕後日は無断欠勤、
体調不良の申し出があったのも
10日後だった事があきらかになりました。

 

教育委員会としては、児童の発達に応じて
適切な対応であったという答弁でしたが、
事実と異なる説明ですから、子どもが後々
それがうそだったと気づく事を考えると
適切だったとは思えません。

 

今後の対応方針を改めるよう求めました。

 

問題2

議会報告及び保護者説明が逮捕4カ月後

 

我々議会は区民の代表として区政をチェックし、
常に最善を求める責任があります。

 

今回のような事件の再発防止に向けて、
教育行政や学校現場のあり方について、
もっと早くに議論をすべきでした。

 

教育委員会の言い訳は、人事権が東京都にあり、
東京都の処分が確定してから報告するのが適切だ
とのことでした。

以前に教員が逮捕の際には即日報告があったと指摘し、
その違いは報道されたかどうかであるというような
説明があったため、
議会への説明や報告の時期が、
報道という民間機関によって左右されるなど
ありえない判断基準であると糾弾しました。

 

これについては、教育長から判断ミスだった
という反省の弁と謝罪がありました。

 

問題3

当該教員は痴漢の再犯者だったが、
それを知らずに臨時教員採用をしていた

 

当該教員は以前に中学生相手に痴漢行為を行い、
逮捕されていたようだが、その事を知らずに
校長は臨時教員リストから選定していたとの事。

 

子どもと日々接し相当な影響を及ぼす立場にある
教員候補者リストの中に性犯罪者が紛れていた
ということになりますが、
まずは事前に把握できなかったのかを問いました。

 

教委としては当該教員が苗字を変えていたこともあり、
現行制度においては困難であったとの答弁でした。

再犯率が高いとされる性犯罪の前科ある者が
候補者リストに上がってしまう制度にも問題があるが、
児童が安心して学べる環境を確保するためには
防止策を区教委は取るべきだと指摘しました。

産休代行や臨時教員は世田谷区立小中学校で
年間数十人以上いるとのことですので、
早急に再発防止策をたてるよう求めました。

 

報告は以上です。

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