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インターンシップの学生がまとめた保坂区長記者会見

昨日から春の議員インターンシップで3人の学生を受け入れています。   今回も男子1名女子2名のやる気に満ちた学生がきました。   そのタイミングで、保坂区長の定例記者会見が行われましたので、 1人のインターン生に要旨をまとめてもらいました。   今回の会見では、保坂区長が就任して初の予算編成となり、 どのような特色があるのか注目されていますので、是非ご覧下さい。   以下、学生インターンがまとめた内容です。   今年度度予算を端的に表現すると「持続可能性を築く土台作り予算」となります。   厳しい財政状況の改善と災害に強い福祉文化都市を作ること。   今回の予算編成の背景には、人員の膨張抑制と質量共に自治体活動の拡張化を図る 二律背反の姿勢を取る区を目指すという目的があります。   これは、これまで自治体が担ってきた公共サービスを 地域住民が参加・運営する「住民運営型サービス(住民力発揮型サービス)」へ 切り替えることを指します。   民間事業サービスが多様化することを見越し、 区を中心とした基礎的土台を作ることで 民間事業の後押しをするということです。   これらに基づいた「行政経営改革」を行い、 これまでに無い視点で財源を確保し、 歳出を抑制していくことが区としての新たな挑戦となります。   また、従来民間業者に委託していた事業を、 区の職員がより責任を持って取り組んでいくことで 補えないかなどの見直しをし、予算削減に努めました。   これまでの財政の見直しと、新たな取り組みへの的確な歳出配分を図ることが 今年度予算編成の特徴です。   世田谷区平成24年度予算とその概要については以下の通りです。 (1)災害対策総点検に基づく取り組み…13億円   東日本大震災を踏まえ、これまで以上に災害を想定した施設総点検が実施されました。 その点検結果を踏まえ、災害対策本部機能の強化、避難所対策、帰宅困難者対策、 地域防災力の強化、被災者支援に予算が費やされます。 (2)子どもが元気に育つまち世田谷…133億円   ・保育サービス待機児対策 ・区立保育園における在宅子育て支援の取り組み ・乳児期の児童虐待予防施策の充実について ・子供の人権擁護の新たな取り組み 中でも、世田谷区において深刻化している待機児対策には 約121億円の予算で整備を進めていきます。 (3)若者就労支援…1億1851万円   新卒者・ニート・中途退学者等の若者全般に対する就労機会提供支援。 また、新たな取り組みとして、発達障害者の自立という観点から 就労支援と福祉の連携を図ります。 (4)エネルギーをたくみに使うまち世田谷推進プロジェクト2012…1165万円   現在進められている「世田谷区地球温暖化対策地域推進企画」に基づき、 省エネルギー行動や再生可能エネルギーの活用の促進を図ります。 (5)認知症対策の新たな取り組み…205万円   認知症が疑われる方・介護者を対象にした「物忘れチェック相談会」 及び「医師による訪問相談モデル事業」の実施が為されます。    また、最後の質疑応答では、記者からいくつかの質問が出されました。   その中で、区長の新たな方針である「ワンストップ行政サービス」について 質疑応答の要旨を紹介します。 「若者就労支援と発達障害者支援をワンストップ行政サービスとして  行われることについてどのような接点があるのですか?」 これに対し区長は、 「生きづらさを抱えている者に対する支援としての接点から。初めての試みです。」 と回答。   今回の記者会見の動画はこちらで見ることができます。

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