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2008年7月31日

昨日今日も会派で役所控室に集合し、2日間の集中会議を行いました。
昨年は川場村にある区民健康村にて、視察を兼ねて合宿形式で行いましたが、今年は時間をより確保しよう等の理由から、役所内控室で行いました。
会派内でそれぞれが重視する政策を相互にチェックし、会派としての政策を確認していきました。また、前日まで行っていた区内各種団体の意見をどのように政策として反映させていくかも討議しました。
会社経営に携わっていた頃は、終日缶詰となっての会議を頻繁に行っていましたが、我々会派は議会中を除けば基本的に個々の活動が中心となるので、缶詰になって行う会議の機会はそれほど多くはありません。
今回は久々に充実した討議をすることができ、会派としての主要政策の方向性もさだまりました。
内容は確定し次第、順次報告していきます。

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今週、月曜日火曜日と集中的に民主党無所属連合会派として、区内各種団体との意見交換を行いました。昨年は8月後半に実施しましたが、今年は新体制になったこともあり、前倒しで7月末に集中させました。
昨年は、初めての経験だった為、様々な団体からの意見をお伺いし、状況把握する為に必死で質問ばかりしていましたが、今年は昨年からの環境変化などを推測しながら意見交換することができました。
昨年同様、今年も様々な障害者(家族)団体の方々からお話を伺いました。
我々民主党は全国的に障害者支援も重要な政策として掲げていますが、世田谷においてもこの信念は変わりません。まだまだ力不足で、期待に応えられていない点も多々ありますが、引き続き障害者支援は注力していこうと会派でも確認しました。
また、今年新体制となって、より多くの団体と意見交換していくことも重視してきた為、初めて意見交換した団体もいくつかありました。
今回の意見交換でヒアリングした内容から、我々の政策や方向性と合致するものを確認し、今後の区政に反映させていくことが、我々の重要な役割の一つです。
次回9月議会に向けて、しっかりと準備していこうと思います。

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このところたて続けに海外留学から帰ってきた友人から帰国の連絡がありました。
一人は国家公務員。もう一人は業界最大手金融機関に勤務。
どちらもエリート?だけに私費留学ではなく、英米の超名門大学院で学んでの帰国でした。
二人とも以前の仕事の延長上で仲良くなった同世代ですが、共通点は「教育」に関心があることで、留学前にも「教育」に関して、熱く語り合った仲です。
そんな彼らの転機もまた風間と同じく2年前。その間、気がつけば連絡なしだったという程、お互いにあっという間の2年間でした。
先日、その一人と会いました。
全世界のエリートが集うキャンパスでどんなことを学んできたのかを聞き、世界から日本はどのように見られているのかを確認。大変な刺激を受けました。
一方、風間からは選挙前、選挙後の活動報告と今後の取組について話しましたが、やはり「教育」に関する話になるとお互いにヒートアップしました。
来週にはもう一人と会う予定となっています。米国で「教育」も専門的に学んできた彼女から、どんな刺激を受けることができるのか?とても楽しみです。
こんな友人達と相互に刺激し合えるよう、風間もより精進せねばと思いました。。

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土曜日の午後、保育室連絡協議会の第13回総会に行ってきました。
保育室については、風間の日記でもこれまでも何度か
取り上げてきましたが、保育園に準ずる保育施設として東京都独自の制度として始まったそうです。
しかし、ここ数年東京都は認証保育所への移行を進め、他区においては保育室としての存続が難しくなりなくなってしまった地区がほとんど。
世田谷区は地域住民の保育室の評価が高く、また運営者の方々のご尽力されて来た為、存続させてきたという背景があるそうです。
保育室と認証保育所がどう違うのか?さっぱりわからない人も多いかもしれませんが、利用者側からすると利用料金で大きな違いがあります。
認証保育所は民間企業が経営していることが多く、利用料金に関しては上限があるものの設定が自由であるため、どうしても認可保育園や保育室よりも高額になります。(今年度から世田谷区は所得に応じて助成するようになりましたが。)
一方、保育室は認可園と同じ水準になるよう補助制度があり、時間外保育を利用しなければ、最高でも月額4.5万円と利用しやすい料金となっています。
助成している行政側としてみれば、低コストでより多くの子どもを預かる認証保育所に移行していきたいということは推察できます。
世田谷の保育室の方々は長年存続に向けて懸命に活動してこられ、今回の総会は13回目とのことでした。(写真の発言者は区役所子ども部の藤野部長)
総会の場では、保育室の置かれている現状が報告され、ある男性保育士は助成金が上がらない為に給与も上がらず、仕事の充実感があるものの家族を持つ身としては今後の生活に不安があると吐露されていました。
確かに、経験を積んでも給与が上がらないということであれば、別の職場を求めて退職しかねません。子どもを預ける側からすると、経験豊富な保育士が継続的に勤務できる環境は確保してほしいと思います。
風間も保育園待機児だった次男が3月まで保育室にお世話になり助かっていますので、利用経験者としても保育室には存続してもらわねばと思っています。
待機児が335人という全国的にもワーストいくつといわれる保育環境となってしまった世田谷区。
保育施設の新設だけでなく、既存施設のフォローもより一層強化していかねばと改めて思いました。
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第3回世田谷区教育フォーラムというイベントが、金曜日午後と土曜日に区役所などで行われました。
今年で3回目。風間は一昨年、第1回が細々と開催された時に、いち区民として参加していますが、昨年から大規模に開催し、区内外に世田谷区の教育を伝えようと取組んでいるようです。
今年から国の方針で、家庭教育にも各教委として注力していかねばならないということから、家庭教育支援という要素をこのイベントにも取り入れ、初日には著名な坂東眞理子昭和女子大学学長を講師にお招きしていました。
こちらは平日午後にも関わらず多くの方が聴講にこられたとのこと、そのうちのどれだけが現役子育て世代なのかはまだ把握していませんが、税金で行っているイベントだけに目的が達成できているのかは気になるところです。
さて、風間は2日目の午前中に行ってきました。
この時間帯は、区の先生方たちによる研究会による発表だった為か、参加者も先生らしき人たちが多く、議員席には風間以外に同じ文教委員がもう御一方いるのみ。一般の参加者もあまりいない様子でした。
風間としては、小中学校で先生方がどのような工夫をされているのかを知ることができる為、この時間帯こそ貴重でした。
小学校では、理科と算数といった教科だけでなく、食育がどのように行われているのかが紹介され、中学校では中1ギャップを解消するための取り組みが紹介されました。
個人的には突っ込みたいと思うことは多々ありましたが、日々子どもたちに向き合いながら工夫(研究)されている先生方の努力は伝わってきました。
今回のイベントをどのように評価するのか、教育委員会と議論していこうと思います。

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2008年7月26日

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横浜G30ってご存知ですか?
横浜在住者の認知度は相当に高いようですが、横浜市が掲げているゴミ削減の取組を示すようです。
横浜市はこのゴミ削減の取組と外郭団体の整理統合などに関する取組が先進的であるということで、昨日民主党区議5人で視察に行ってきました。
G30とは
5年前に始めたこの事業、10年後までに30%ゴミ削減を目標としていたり、ゴミゼロという語呂合わせであったりと理由がいくつかあるそうです。
市民は10分別15品目でゴミを出さなければならないわけですが、もはや定着している上に、市民向けアンケート調査の結果では2年連続で政策満足度が1位とのことでした。
10年後の目標を半分の5年で30%削減を達成してしまったということもその理由のひとつなのかもしれません。
今回の視察の結果、この取組に関しては、認知拡大、分別普及に関して役所は相当な努力をしてきたということがよくわかりました。
横浜市と比較すると、世田谷区は行政規模もだいぶ小さい上に、清掃リサイクル問題に関しては中間処理施設や最終処分場のなど、抱える問題が異なります。
しかし、行政が懸命に市民に働きかけた結果、市民もゴミ削減やリサイクルの意識が高まり、5年で30%削減したという事実は注目すべきことだと思いました。
このところ、風間の日記でも環境問題に関する話題を度々取り上げていますが、行政の本気度と市民一人ひとりの心がけで、環境対策に貢献できるものだと感じました。
そんなことを考えながら、帰りがけ夕食の準備で家の近所のスーパーに買い物に行きました。レジで風間の前に小学生の女の子が一人でおつかいに来ていたのですが、ふと見るとレジ袋を持参し、「レジ袋不要カード」を提示していました。
関心すると共に、横浜市役所職員の方が
「子どものうちから啓蒙していくことが重要だと感じている」
と言っていたことを思い出しました。
横浜市でも燃えるゴミの40%は「生ゴミ」であるとのことでした。我が家でもゴミ削減に向けて、「生ゴミ処理機」を購入しようと思います。

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2008年7月25日

昨日は午前中、公務で文教常任委員会に出席してきました。
委員会って何しているの?としばしば尋ねられます。
ちょうどインターンの学生が来る日でもあったので、傍聴&レポーティングをさせたのでそれを引用しつつ下記報告します。
文教常任委員会会議報告
まず、今回の委員会において報告事項は、以下の三点でした。
(1) 天窓設置状況について
(2) 世田谷区立学校評価システムの実施について
(3) 「児童・生徒の学力向上を図るための調査」(東京都実施)
(1)について
先日発生した杉並区立小学校での「天窓からの転落事故」を受け、区の公共施設997施設(区立公園内便所等を含む)について、天窓の設置状況及び安全性の確認作業を実施したとの報告でした。
区立小中学校・幼稚園において
・天窓のある施設  小学校  43校
          中学校  24校
          幼稚園  1園
・対応が望まれる小、中学校  55校
とのことで、この55校に関しては、ストッパーによる天窓への接近防止や、張り紙による注意によってすでに対応済みとのことでした。
【風間所感】
杉並の事故は本当に悲しい出来事で、施設管理者側としてはリスクマネジメントしておかねばならないことでした。同じことが世田谷で起こるリスクを検証するのは必須であり、本来的にはリスクマネジメントとしてやっておかねばならないことですが、事後対応としてはわりと早かったと捉えています。
(2)について
これまで世田谷区教育委員会では、平成17年度よりすべての区立小・中学校で学校外部評価を実施しておりましたが、平成19年度10月に文部科学省より「学校教育法施行規等の一部を改正する省令」が公布され、学校は自己評価及び自己評価をふまえた学校関係者評価を行い、その結果公表すること等が示されました。
それに伴い、評価制度を変更したとの報告でした。
【風間所感】
外部に評価されっぱなしではいけない。自己評価とのギャップサーベイが重要ということは、昨年度議会でも風間が教委に対して指摘したことでもあります。
国の通達でようやく世田谷も取り入れたかというのが正直な感想ですが、指摘したことが実現したのは事実なので、引き続きあるべき姿を指摘していこうと思いました。
(3)について
「各教科等で身に付けた知識や技能、思考力や判断力などを相互に関連付け、問題解決場面に総合的に働くかどうか、その実現状況、児童・生徒の意識や生活状況の実態を把握し、各学校における指導方法の改善・充実に生かす」ことと「児童・生徒の確かな学力の定着と伸長を図る」ことを目的として、東京都が都内全公立小学校5年と中学校2年に毎年実施している調査です。
本調査を、一人一人の児童・生徒への指導材料として活用し、学校ごとに結果を分析することにより、今後の授業改善に生かし、また、改善策について保護者の皆様に十分説明すると共に、世田谷区における学力向上を目的とした施策に反映させていくとのことでした。
【風間所感】
昨年に引き続き、すべての項目で世田谷区はと平均を上まわっていました。これについては様々な要因があるかと思いますが、学校は第一義的には学びの場でありますので、引き続き学力向上の為の確かな指導を期待したいところです。
以上が今回の委員会報告となります。
皆さんからのご意見や感想もお待ちしてます!

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チアリーディングというスポーツ。
みなさんはどれ程身近なものでしょう??
風間にとっては、後輩が高校時代に全国大会に出場していたり、大学では友人が体育会チアで活躍していたり、クラブチームやサークルを作った友人がいたりと割と身近なものです。
先日、区内在住でチアリーディングの普及に尽力されている方から、世田谷で貢献できないかと相談を受け、本日、世田谷区スポーツ振興財団の方にご紹介しました。
この方は米国で子どもの頃にチアリーディングを経験し、帰国後も活躍され、現在は小学生からの普及さらにはコミュニティごとのチーム育成を目指しているとのこと。
日本においてチアリーディングは、高校・大学から始める女子が多いと風間も認識していましたが、世界レベルになると育成としては遅すぎるそうです。
そんな話を伺った時に、世田谷ではトップアスリートによる子どもへの指導事業があることを思い出し、特に女の子があこがれる華やかなチアリーディングは区民ニーズに応えられるのではと思ったわけです。
最近では、つくばや浦安、市川、渋谷などでも、小学生チアリーディングのクラブチームが活躍し始めているそうですから、スポーツ先進都市を自負する世田谷が黙っているわけにはいきません。
チアリーディングチームが強い日体大や日女体大などがある世田谷は、普及する環境がかなり良好だそうで、財団の担当の方も興味を示していました。
早ければ年度内に世田谷の小学生を対象とした事業実施もあるかもしれません。
このような新たな取り組みが実現するか?楽しみです。

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2008年7月23日

明日は文教常任委員会。と区内団体との意見交換会初日です。
明後日は横浜市役所へ会派でお伺いし、外郭団体に対する先進的な取組状況を調査してきます。
そして、来週は団体意見交換会や会派集中会議と会派活動でスケジュールがびっしり。
これまで、その準備をしてきましたが、今日の夕方は散髪に行ってきました。
この暑さの中、息子達の散髪を連日行い、風間自身もかなり短髪にしたくなり、最近行きつけている理容室に予約をとって行ってきました。
風間は度々短髪にしますし、髭をそって貰いたいので、美容室ではなく理容室(床屋)派です。
三茶近辺でなかなか、お洒落で腕の良い理容師に出会えていませんでしたが、最近は若林のお店で落ち着いています。
同世代のマスターは数年前に独立し、一人でやっていますが、いつも予約で埋まってます。
今日も、風間の要望に応じてかなり大胆にカットしてくれました。
今風なカットが出来る腕のある理容室を探している人にはお薦めです!
ハイビート(Hi-Beat)
03-3410-7523
ということで、明日からの仕事により一層気合が入りました。

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今日は、写真家の後輩の個展が区内で開催されるとの案内が来ましたのでお知らせします。
写真家河野鉄平氏は選挙前に風間の写真をとってくれました。
事務所を盛り上げようと、事務所内個展もやってくれました。
アフガニスタンやイラクという戦場をイメージさせる地域で、懐かしい自然や子ども達の笑顔など、安らぎを与えてくれる写真を撮ります。
お近くの方、是非ご覧下さい!
以下、本人からの案内です。
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河野鉄平写真展
「Millions of pawderd suger falling on the pancakes」
アフガニスタン編
【場所】
東北沢 現代ハイツ内「ギャラリーDEN」と「DENST」
地図→http://www.gendaiheights.fc2.com/
東北沢からが一番近いです。
【会期】
7月24日~8月9日 13時~22時
水曜定休日 (初日は20時より、最終日は18時まで)
26日、27日、8月2日、3日、9日は在籍予定。
★27日は15時までいますが、その後席を外します。
22時ころ戻ってくるかもしれません。
【展示作品】
2度目に訪れたアフガニスタンの写真群で新作です。
アクリルマット大全紙 15点
半紙 5点
大4つ 50点
6つ 50点
※写真作品随時販売します。
※今回写真アルバムはありません。
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★重要なお知らせ★
24日よりはじまる個展ですが、諸事情によりまして、
写真作品がすべておそらく24日の展示に間に合わない可能性が高くなってきました。
27日までには完成する予定です。ほんとうにすみません。
ただメインの大全紙サイズの写真などは24日に展示できます。
簡単に言ってしまえば、「日を追うごとに写真が増えていく」ということです。
※今回は現代ハイツさんのギャラリーにて個展を開催します。
素敵なカフェが併設していますので、
会社帰りにふらりと立ち寄り、コーヒーやお酒が楽しめます。
ごはんもオーガニックなこだわりメニューが揃ってます。
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この時間のチャイハネは、人も少なく静かだ。
込み合えば50人ほどは入る大広間に、2,3人の客しかいない。
彼らは皆たばこを燻らし、ちびちびとチャイを口に運ぶ。
傾きはじめた陽の光が窓から射し込み、敷き詰められた赤い絨毯の上に、光の波紋を広げながら落ちる。
とにかく、この束の間のチャイハネが好きだ。
あと数分もすれば陽は落ちて、ここバーミヤンからカブールへ向かう旅人でこの場所も大変な賑わいを見せる。
陽が完全になくなる前に、宿に戻らなければならない。
宿の人間が恐ろしく心配するということもある。
しかし、ここで一夜を明かす旅人たちの好奇の視線に晒されるのが面倒だというのが一番の理由だ。
人懐っこく、温かく、心優しい彼らのスキンシップが、早くも辟易してきた自分の姿に、あれほど熱望していたはずの2度目のアフガニスタンへの旅路の程度をそれが反映しているようで、我ながら嫌気がさす。
ここから先に進まなくてはいけない。
でも、そこに自分が撮りたい風景が果たして本当にあるのだろうか。
期待と失望はいつも背中合わせだ。
とくにこんな遠くまで来て、こんな寒い場所まで来て、失望したくはない。
この国はチャイを2種類用意する。
緑茶と紅茶。それぞれ「チャイサヴス」「チャイシア」と呼ぶ。
チャイハネでは普通、チャイがステンレスの小さなポットに入れられてグラスと共に運ばれる。
グラスには、スプーンで一杯ほどの砂糖がすでに入っている。
時々グラスの半分ほどが砂糖になっている人がいて、気の毒に思う。
そこに熱いチャイを注ぐ。
白い砂糖が不透明なチャイの中をゆっくりグルグルと回る。
ここでは、スプーンなどで砂糖を溶かしたりはしない。
必然、チャイの底に砂糖は沈む。
かき混ぜずにそのまま飲み、チャイが少なくなって甘さが増してきたところで再びチャイを加えていく。
不透明な液体の中を気ままに泳ぐその風景が、なんだか不思議に、ここがアフガニスタンであることを実感させる。
明日、ここを発とうかどうか。
早朝の出発は気が滅入る。
寒さが尋常でない上に、漆黒の闇。そこから旅立つのは至難の業だ。
チャイハネを出ると、日はだいぶ傾き、寒さが一気に加速していた。
宿は傾斜の急な崖を上がっていかなくてはいけなくて、それも一苦労だ。
この間は、日が完全に落ちてから宿に戻り、宿主があたふたとしていたものだから、今日はなるべく早く帰ってやらねばならない。
しかし、早く帰ったところでやることもないし、とにかく寒いから寝るしかない。
まだ始まったばかりの旅なのに、どう時間をつぶすかしか考えていない。
この国で何を見たいのか?何を見たかったのか?
急な勾配の崖を上がり切ると、すぐに宿が見える。
標高の高いこの場所では、こんなたいしたこともない崖を上がるだけでも息が切れる。
それでも、ここからの眺めは最高だ。バーミヤンの遺跡群を俯瞰で見渡せる。
少しばかり息を整え、今日もここでこの眺めを堪能する。
吐く息が真っ白で、ずいぶん遠くまで伸びていく。音はなく、自分の呼吸のそれだけが静かに流れる。
僕は遺跡を背にして宿に戻ることにする。
くるりと体を反転させると、そこに空があった。
それは、夕陽の沈んだあとの陽の残りであった。地平線の彼方に今にも消え入りそうな美しいグラデーション。
細い糸の束のようになって、地平線をうっすら染めている。
僕はそこから目を離すことができない。なんだろう、あれは。目を凝らすと、その束の一番下にかつて目にしたことのない形容しがたいブルーが映えていた。しかしこれはブルーだろうか、何か、もっと違う神々しい色彩だ。どこまでも透明で明るく、しかしブルーなのだ。これほどまでに美しいブルーを目にしたことがあったか…。
…いや、あった。
そうだ、イランのマシュハドからヘラートに入ったときだ。
アフガニスタンにはじめて入ったときに見た光景だ。
ひたすら続く砂道を、凄まじい砂ボコリを撒き散らしながら大型バスは走っていた。地平線上何もない不毛な砂地をズゴゴゴゴゴと走っていた。その地平線上で、今見ているこの情景を見た。まったく同じように、この陽の後に目が離せなかったのだ。見ようと思えば思うほど、次第にそれは消えていった。どこまでも美しいと思いながら、それはカタチを留めていなかった。何かを思う束の間に、それは消えてしまう。バスの中で思ったのだ。これがアフガニスタンの青だ。僕が探している青だ…。
完全にその残響が消えぬ間に、
僕はその先へ旅立つことを決めた。
空にはうっすら月が見えた。
この国に月があがっていたことに、今更ながら気づいたのだった。
2006年 11月 アフガニスタン バーミヤン

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